・案件を獲得できていないから受注確率を上げたい…。
・自己紹介の時にどんな内容を伝えればいいの?
2020年から広まっていった新型コロナウイルスにより、案件を獲得できなくなった人もいるのではないでしょうか。とは言っても受注している人がいるのも事実です。もしかすると、あなたの自己紹介に原因があるのかもしれません。
そこで今回は自己紹介が大事な理由を伝えつつ、どんな内容を伝えれば良いか紹介します。
自己紹介が大事な理由
はじめに、フリーランスにとって自己紹介が大事な理由を見てみましょう。
自分のスキルを思う存分アピールできる
自己紹介とは自分を売り込む場です。「履歴書に書いていないけどPRしたいことがあった」「自身の持つスキルを詳しく伝えたい」など、自分のスキルを思う存分アピールできる場ですので、自己紹介は大事です。
自己紹介の仕方で自分のイメージが決まる
たとえば面談で自己紹介をする時に明るい表情で話せば、明るい印象を持たれます。逆に暗い表情で話すと、暗い印象を持たれやすいです。
つまり自己紹介の仕方で、相手に持たれる印象が変わるということです。あなたのイメージが良く見えれば受注できる確率は上がり、悪ければ下がります。イメージが受注率に影響を与えるのも、自己紹介が大事な理由です。
相手(クライアント)との距離感を縮められる可能性がある
あなたが自己紹介をしている最中に相手との共通点が見つかれば、話が盛り上がりお互いの距離感を縮められるかもしれません。出身地、出身学校、年齢、生い立ちなど色々とあります。
共通点が見つかり、相手があなたに対して親近感を持ってくれれば、情がうまれて受注につながるかもしれません。
自己紹介でアピールすべき内容
自己紹介で何を話すべきか分からない人もいるでしょう。
ここでは、どのような内容を話せばいいか紹介します。
性格・強み
性格や強みを話す時は、ポジティブな内容を話しましょう。自己紹介をしている時にネガティブなことばかり話すと、表情が曇っていき自信がないように見えるからです。
クライアントからすると、自信がある人に仕事を頼みたいと思います。相手を不安にさせないためにも、ポジティブな内容を話しましょう。
スキル
仕事で役立つスキルはもちろんですが、その仕事に直結しないスキルについてもアピールした方が良い場合もあります。
たとえば会計ソフトのシステム制作の場合、簿記・会計のスキルが武器になるかもしれません。なぜなら「簿記・会計のスキルがある=会計ソフトの内容を理解しながら制作できる」と思ってもらえ、受注確率アップにつながるからです。このようにSEとは関係ないスキルが、重宝されることがあります。
その他に「社交性」や「コミュニケーション能力」もスキルとして有効です。ただしスキルの中にはアピールしても役に立たない場合もあるので、案件の内容に合わせてアピールするスキルを変えましょう。
過去の実績
過去の実績について話すことも大事です。携わった案件名だけではなく、具体的な作業内容についても話しましょう。
作業した内容を具体的に話せないと、相手から「この人は仕事について分かってないから発注するのは辞めよう」と思われる場合があるからです。その分野について理解していることをアピールするためにも、詳しく話しましょう。
プライベートの過ごし方(趣味)
プライベートの過ごし方を話す理由は2つあります。
1つは相手との共通点を見つけやすくするためです。前述の通り相手との共通点があれば、会話が盛り上がり受注確率が高くなるかもしれません。
もう1つは、趣味が仕事に役立つ場合があるからです。仮にゲームのシステムを制作する案件の場合、ゲーム好きであることを伝えれば仕事で役立ちそうだと思われ、受注確率アップにつながります。
将来の願望
「海外でソフトウェアの企業を設立したい」「仕事を受注するためのシステムを広めたい」など、今後どんなことをやっていきたいかについて、自身の中の願望を伝えることも大事です。あなたのビジョンに感銘を受けて、受注してくれる可能性があるからです。
ただし薄っぺらい願望だと相手に悪い印象を与えかねないので、普段からイメージしておきましょう。また、その仕事を受注することがあなたの願望へつながっていることを話すことによっても説得力が上がります。
ひと口に自己紹介と言っても色々な方法(仕方)がある
自己紹介には、色々な方法があります。
ここでは3つの方法を紹介します。
Face to Face
顔を合わせて自己紹介するパターンです。リアルで会う場合と、オンライン上で話す場合の2種類あります。
オンライン上で話す時は、インターネット環境が整っている場所を選びましょう。そうしないと面談の最中に画面が固まってしまい、ストップしてしまいます。動揺してしまい受注を逃すこともあるので、気を付けましょう。
職務経歴書(または履歴書)
職務経歴書や履歴書の自己PR欄に記入し、自己紹介するパターンです。特徴は決められた文字数で伝えなければいけないことです。200字前後の場合もあれば、500文字以上と長い場合もあります。相手が喰いつく内容を盛り込めるかがポイントです。
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ブログ
ブログ上で自己紹介をする方法もあります。あなたのブログを見て、仕事を依頼する場合もあるので、営業せずに新規案件を獲得したい人におすすめです。
ブログ上で自己紹介する時は定期的に更新しましょう。放置すると上位ページに表示されにくくなり、閲覧数の減少につながります。
自己紹介をする時のポイント
最後に自己紹介をする時のポイントを見てみましょう(「Face to Face」での自己紹介を仮定し解説します)。
相手に分かりやすい言葉で伝える
専門用語やカタカナ言葉などは、相手に伝わらない場合があります。たとえSEの会社だとしても、面談の相手はSEに詳しくない人かもしれません。したがって誰にでも伝わるような言葉に変えながら話すことが大事です。
ただし簡単な言葉ばかり並べて話すと、あなたの能力がないように見られる場合があります。そのため、言葉を選びながら話すことが大事です。
抑揚をつけてゆっくりと
話す時は音のトーンやリズムを考えながら話すことも忘れてはいけません。アピールしたいポイントは強調(音を上げる)しつつ、相手が聞き取りやすいようゆっくり話しましょう。相手の立場を考えて話すことがポイントです。
ただし、相手によっては時間がなくて急いでいる場合もありますので、そのあたりも考えながら話すスピードを調整し、長引かないようにしましょう。
顔をあげて話す
下を向いて話すと、声が相手に届きにくくなって何度も聞き直される恐れがあります。それは、お互いにとって時間の無駄です。相手に聞き直されないためにも、顔をあげて相手の方を向いて話しましょう。
また顔をあげて話す時は、にこやかな表情を作り、明るい印象を与えることをお忘れなく。
まとめ
フリーランスの自己紹介について紹介しました。
今回のポイントはこちらです。
①自分のスキルを思う存分アピールできる
②自己紹介の仕方で自分のイメージが決まる
③相手(クライアント)との距離感を縮められる可能性がある
①性格・強み
②スキル
③過去の実績
④プライベートの過ごし方(趣味)
⑤将来の願望
自己紹介によって受注できる確率は変わります。とくに案件の獲得で苦労している人は、自己紹介の仕方について再度考えることをおすすめします。
自己紹介について不安な人はエージェントに相談する手もアリです。ぜひ活用してみてください。