【2022年最新】Pythonエンジニアの採用を成功させるための5つのポイントと採用手法

近年、企業においてPythonエンジニアのニーズが高まってきています。一方でPythonを使いこなせる人材は決して多くないので、採用に苦慮する企業も少なくありません。

Pythonエンジニアをスムーズに採用するためにはしっかり段階を踏んで準備することが大切です。また正社員だけでなくフリーランスも視野に人材を探すのもおすすめと言えるでしょう。

この記事では、Pythonエンジニアの採用状況や採用における注意点、人材を選考する際の着眼点などを紹介します。参考にすることで、スムーズにPythonエンジニアを採用できるようになり、自社の戦力アップに繋げることができるでしょう。

Pythonエンジニアの採用状況や需要

企業のDXニーズなどを背景に、近年Pythonエンジニアの需要が急速に高まってきています。

各社が積極的に採用をおこなっているため、人材不足が大きな課題になっています。

この潮流は待っていれば改善が期待できるものではありません。今後も長期にわたりPythonエンジニアの需要が強い雇用環境が継続する可能性が想定されます。

Pythonエンジニアの需要と将来性

独立行政法人の情報処理推進機構がおこなった調査によると、90%近くの企業がIT人材の不足に悩まされているという実情があります。

IT人材白書に基づく企業のIT人材不足に対する意識

出典:IT人材白書|IPA 独立行政法人 情報処理推進機構

AI技術や最新技術の導入、DXなどにより既存のビジネスの改善や新サービスの開発双方においてITエンジニアへの高いニーズが見受けられます。この状況は足元の一時的な傾向にとどまるものではありません。「2025年の崖」と呼ばれるITインフラの整備不良による大きな損失問題を抱えています。この「2025年の崖」を回避するために、企業のIT人材需要は今後も高く続く状況です。経済産業省の試算では2025年にはおよそ43万人のIT人材が不足するとされています。

このようにIT人材自体の需要が高い状態が続くと予想されているのです。そのなかでもPythonエンジニアの採用のハードルはさらに高いものになります。

なぜならPythonは近年急速に普及したプログラミング言語。そのため、扱える人材も多くない状況です。

一方で、AIなど先進技術の開発を取り入れたアプリ開発やインフラ開発など、Pythonを活用した開発ニーズが急増したことで人材不足が急速に深刻化しています。

他の領域のエンジニアと比較しても、Pythonエンジニアはとりわけ高い求人倍率を示しているのです。

Pythonエンジニアの採用が難しい4つの理由

Pythonは比較的新しい言語であることから、まだ扱えるエンジニアが少ないです。しかし、企業サイドの需要が近年急速に高まったため、採用が難しい人材となっています。

専門性が高い領域であるために、人事など採用現場の人がPythonエンジニアをよく理解しておらず、ミスマッチが生じることも多いです。そして、Pythonエンジニアを採用できる媒体が限られるといった事情も、採用が難しい状況に拍車をかけています。

採用側の競争が激しい

多くの企業が2025年の壁を乗り越えるため、あるいは最近の潮流に乗ってDXを推進するために積極的にIT人材を獲得しようとしています。そのなかでもAIやブロックチェーン、ビッグデータの分析などを扱えるPythonエンジニアのニーズは高い状態が続いています。

くわえて、近年フリーランスで働くエンジニアが増えたことも、企業の採用難を加速させる要因と言えるでしょう。Pythonを扱えるエンジニアの需要が非常に高いため、優秀であればフリーランスで生計を立てていくことも可能です。

実際に、自由な労働環境を求めてフリーランスに移行するエンジニアも多数います。一方で、企業は依然として正社員採用で優秀な人材を囲い込むことにこだわる企業も少なくありません。このように正社員の転職市場においては、競争が一段と激しくなっているのです。

高い専門性を扱える人材が少ない

Pythonは1991年に開発された言語で、これまで限定的な用途にしか使えないと言われておりました。また、学習するリソースがもったいないという考え方から年長、エンジニアからは避けることが多い言語と言われています。

そして、JAVAやC言語といったプログラミング言語でほとんどの開発や運用がおこなえる環境が長く続いたことも、Python人材が増えにくい要因のひとつでした。

ただ、近年はあらゆるシステムやアプリ開発にPythonが応用できるようになり、AIやビッグデータ活用などの最新のテーマを扱ううえでは欠かせない言語になりました。このようにPythonの需要が増えたために、昨今の人材不足を引き起こしています。

また、Pythonに限ったことではありませんが、IT人材は扱える言語や専門性、業務領域によって細かく細分化されています。そしてIT人材を取り巻く環境は技術革新や潮流変化も激しいのが特徴です。深刻な人手不足の状況で、自社のニーズにマッチした最適な専門性をもつ人材を見つけ出すのは容易ではありません。

人事がPythonエンジニアを理解していない

Pythonエンジニアは高い専門性が必要になります。そのため、一般的にITとは無縁の人事や採用現場の人間は、Pythonエンジニアの特性を理解しておりません。

本来であれば、ITに関連するチームを密に連携しながら転職市場で最適な人材を探すのが理想的です。ただ、大企業やセクショナリズムが強い企業ではそうもいきません。結局は人事が主体となったPythonエンジニアの採用活動を進めることが一般的です。

これにより、たとえば次のようなさまざまな弊害を引き起こします。

  • 自社に必要なスキルや経験がわからず、適切な求人活動ができない
  • 転職希望者のキャリアビジョンやニーズが理解できず、魅力的な条件提示ができない
  • せっかく採用した人のスキルが、現場のニーズとマッチしていない
  • オンボーディングや採用後の研修が整っていない

結果的に、採用自体が難しくなるのはもとより、社員が定着しない、採用した割に労働生産性が改善しないなどの状態に陥ってしまうのです。

採用媒体が限られる

近年は業種別に特化した転職エージェントの増加、フリーランスIT人材のマッチングサービスの発展が進んでいます。

それに伴いPythonエンジニアを通常の転職サービスでは発掘しにくくなっていることが、採用の難しさに拍車をかけています。

一般的な企業は複数の転職サービスを使い分けるのに消極的であったり、正社員採用にこだわりがあったりします。その結果、Pythonエンジニアが採用できないという事態に陥ることもあります。

逆に、ITに特化したサービスやフリーランス向けのサービスなどを積極的に活用すれば、Pythonエンジニアを見つけやいとも言えるでしょう。転職採用の手法にとらわれず、新しい転職やフリーランス関連のサービスを柔軟に取り入れていく姿勢が企業に求められています。

Pythonエンジニアの採用形態や仕事内容

Pythonエンジニアは、正社員だけでなくフリーランスや副業として取り組む人も少なくありません。そのため、柔軟な採用形態で候補者を探すことが、スムーズに採用を進めることに繋がります。

また、一口にPythonエンジニアといっても、データ分析やアルゴリズム設計、インフラ構築などさまざまな仕事が存在します。エンジニアによって得意分野は異なるので、自社のニーズをしっかりと伝えて、業務内容のミスマッチを防ぐことも大切です。

Pythonエンジニアの採用形態

近年、Pythonエンジニアは次のような働きかたをしているケースが多いです。

  • 正社員
  • フリーランス
  • 副業

正社員だけでなく、フリーランスや副業で働く人も多いのが特徴です。企業側も特定の採用手法に固執することなく、優秀な人材が希望する働き方で採用をおこなう必要があります。

長期にわたり企業の技術革新に貢献してもらうためには、やはり正社員雇用が適しているでしょう。Pythonエンジニアのなかにも安定を求めて正社員雇用を希望する人は数多くいます。企業と転職希望者のニーズがマッチすれば、正社員で採用することはもちろん可能です。

ただし、採用競争が激化しているため、年収や役職、仕事内容などの面で他の企業よりも魅力的な条件を設定する必要があります。そして、IT系に特化した転職サービスなどを積極的に活用しながら、転職希望者を募っていく必要があるでしょう。

たとえばエンジニア採用に特化したフリーランスサービスであるテックビズではフリーランサーの平均年収が720万円程度、月80~90万円を提示する案件もありました。このようにフリーランスとして充分に生計を立てられる仕事が数多くあります。

より自由な働きかたを希望する優秀なPythonエンジニアをうまく採用するためには、こうしたフリーランスでの採用も積極的に検討するのがおすすめです。

また、企業に属しながら副業として仕事を請負うエンジニアもいます。とくにPythonは短時間でも魅力的な収入を得られるため、空き時間にエンジニア業務を請負う人が多いです。

エンジニアに任せたい業務内容や工数などによっては、こうした副業人材を活用することでリソースを効率的に活用できるでしょう。

Pythonエンジニアに任せられる仕事内容

一口にPythonエンジニアといってもさまざまな業務内容が存在します。エンジニアによって得意とする領域が異なります。人材を有効活用し、エンジニアの定着を図るには、任せたい領域を得意とするPythonエンジニアをしっかりと選別して採用することも大切です。

ここからは、Pythonエンジニアに任せられる領域の一例を紹介します。

AI(機械学習・深層学習)

Pythonには、ScipyやNumpyなど、科学技術や数学、統計に適したライブラリ(特定の目的に特化したツールやソフト)が充実しています。これらを活用すると、積極的に導入が進むAIの開発をスムーズにおこなうことが可能です。また、AIをブラッシュアップさせるためのディープランニングに適したライブラリなどもあります。
企業側のニーズも高いことから、AI技術に強みを持つPythonエンジニアは少なくありません。一方で、市場価値も高いため、競争力のある条件提示などが求められます。

ブロックチェーン開発

FinTech領域で欠かせないブロックチェーン技術においても、Pythonによる開発が適しています。hashibなどブロックチェーンの開発に適したライブラリなどが存在しているためです。

FinTechも近年注目度の高い専門領域になります。FinTechやPythonに知見のあるエンジニアのニーズはとくに高まっています。

インフラ構築

インフラにおいて物理的なサーバーよりもクラウドによる構築が主流になりつつありますがインフラ制御のプログラム化が増えてくるなかで、Pythonを活用したインフラ構築のニーズも高まっています。

かつて、インフラエンジニアは必ずしも高度なプログラミング技術は必要ではありませんでした。しかし、最近の流れから、Pythonでのプログラミング技術を持つ人材がインフラ構築を担う例が増えています。

データ分析や解析

Pythonは、数値計算の速さや連携できるシステムの多さが特徴です。そんなPythonは膨大なデータ分析や解析に非常に適しています。ビックデータ活用が進んだ背景にもPythonによるデータ処理の普及がかかわっているのです。

Pythonエンジニアのなかには、膨大なデータ処理の経験やスキルをもつ人もいます。このような人材はPythonエンジニアのなかでもとりわけ企業の採用需要が高い傾向にあります。

Pythonエンジニアの採用を成功させるための5つのポイント

企業におけるPythonエンジニアの採用ニーズは高く、競争は激化の一途をたどっています。そのなかでスムーズにエンジニアを採用するためには、下記のような工夫が必要です。

  • ターゲットを明確にする
  • エンジニアのキャリア志向を知る
  • Pythonエンジニアのスキルや経験を確認する
  • 自社の魅力や強みを整理して伝える
  • 採用手法を工夫する

ここからは、Pythonエンジニアを採用するためのポイントを解説していきます。

ターゲットを明確にする

まずは採用したい人材のターゲットを明確にしましょう。具体的なターゲットは以下の3つです。

  • 企業にどのような課題があるか
  • どのようなスキルを持つ人材が課題解決に必要か
  • どの程度のコストをかけて採用をする必要があるか

Pythonエンジニアに任せられる業務は多岐にわたることから、得意とする領域には差があります。自社のニーズを明確にしたうえで、スキルセットがマッチする人材を厳選するべきでしょう。

難易度の高い案件をあつかう人材は、付加価値が高く、採用コストも高くなります。費用対効果をしっかり分析して採用を進めることが大切です。

エンジニアのキャリア志向を知る

Pythonのような新しい技術を積極的に取り入れるエンジニアは、キャリア志向にこだわりをもっている人が少なくありません。

単純に高い年収を追求している人やエンジニアとしての成長、あるいは先進技術を活用して社会貢献をしたい人などさまざまなケースが考えられます。

採用する企業は候補者の志向をしっかりと把握することが重要です。候補者の志向をかなえられる条件提示やキャリアパス、企業や業務のミッションを提示しましょう。

Pythonエンジニアのスキルや経験を確認する

Pythonエンジニアという肩書を持っているというだけで闇雲に採用してはいけません。スキルの不一致や経験不足などにより、自社の戦力アップにつながらないリスクになります。採用をおこなう上で、しっかりと自社が求めるスキル・経験を有しているかを確認することが大切です。

もしビッグデータの活用などを期待するなら、前職で大量データ処理を扱ったことがある人が適しているでしょう。インフラ構築やアプリ開発を任せたいならLinux環境での開発経験が一定期間あると有効です。

また、Pythonに関する知見の深さ自体を図るための、有効な方法があります。それは社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施している次のような民間資格の保有の有無です。主に、下記の2つの資格を持っているか確認しましょう。

  • Python3 エンジニア認定基礎試験
  • Python3 エンジニア認定データ分析試験

自社の魅力や強みを整理して伝える

多くの企業が限界まで魅力的な条件を提示しようとするなか、年収の条件は大きな差がつかないケースも多いです。その時は、企業のミッションや雇用環境の魅力が採否を分ける可能性も充分考えられます。

採用を進める前に、自社の強みや魅力を明確にすることが大切です。そして、募集要項や面接の場で転職希望者に自社のことを的確に伝えることが採用成功のポイントになるでしょう。

採用手法を工夫する

最近のエンジニアの採用形態や転職手法は多様化が進んでいます。これまでの汎用的な転職サービスを利用するだけでは、なかなか優秀な候補者と出会えない可能性もあるでしょう。

さまざまな採用形態での雇用の検討や、フリーランスエージェントの活用、リファラル採用など新しい採用手法を積極的に取り入れるのが有効です。

Pythonエンジニアに適した採用の手法

Pythonエンジニアの採用をスムーズに進めるためには、通常の転職サービスの活用に加えて、次のような手法を積極的に取り入れていくのがおすすめです。

  • ダイレクトリクルーティング
  • リファラル採用
  • SNS採用
  • フリーランスエージェントの活用

多様な手法を組み合わせることでより多くの人材にアプローチすることが可能です。そのため、自社が求めるPythonエンジニアを採用できる可能性も高まりますよ。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングは、採用担当者が転職希望者のプロフィールを見たうえで、魅力的な人材にスカウトする手法になります。

Wantedlyのようなダイレクトリクルーティングを中心におこなうサービス、マイナビITエージェントのように従来型の転職エージェントの付加サービスとして提供しているものもあります。

採用担当者が自ら候補者の経歴を見て絞り込みをおこなうため手間がかかる点は難点と言えるでしょう。一方、よりスキルセットがマッチした人材を見つけ出すことができます。そして、直接アプローチすることで知名度の低い企業でも優秀な人材に出会える可能性が高まります。

サービス利用のコストは多くが非公開。かつエージェントによってかなり差がありますが、数か月~6か月程度の利用で費用は30万円からとなっています。月10万円程度を見込んでおけば、ある程度利用できるエージェントの幅は広がりそうです。なお、成果報酬を取るサービスも存在します。

リファラル採用

リファラル採用とは社員の友人や知人に優秀で適した人材を紹介してもらう採用手法です。エンジニアなら同職の知人が多い傾向にあるため、効率的に自社にマッチした人材を採用可能できるでしょう。

社内でリファラル採用を促進するためには、制度や仕組みを構築するのがおすすめです。なかには協力してくれた社員に協力金などを支給する企業もあります。

ただし、身内の付き合いで採用する場合、審査が甘くなってしまっては本末転倒です。あくまで自社にマッチした人材を採用するという大前提を忘れないようにしましょう。

リファラル採用の特徴は、コストがほとんどかからない点です。採用費がかからず、浮いたコストの一部を利用して社員への協力金を捻出すれば、社員の協力をさらに促進することもできます。

SNS採用

SNSを通じた採用はソーシャルリクルーティングとも呼ばれ、Pythonエンジニア人材の獲得に積極的に利用されています。

TwitterやInstagramのほか、ビジネスに特化したSNSであるLinkedInも有効です。アカウント運営は無料で行えますが、積極的に人の目に触れさせるために、有料での仕組みを活用するのも一つの手でしょう。

SNS採用では、相手からのDMなどの反応がなければ具体的に選考が進みません。そのため、リードタイムの長い手法にはなるのがデメリット。ただ、転職サービスや既存の人脈ではリーチできない人材にもアプローチできるチャンスがあるのが魅力です。

気になるコストはTwitterの場合、予算を設定して入札をおこなう仕組みがメインになります。したがって、どの程度の費用が掛かるかは一概にいえません。逆に自社の採用予算に見合った金額を予算設定して、その予算に見合った頻度・回数で広告を表示させることが可能です。

フリーランスエージェントの活用

フリーランスの採用もスコープに含めるなら、フリーランスエージェントの活用も有効です。多くのフリーランスエンジニアがフリーランス専門のマッチングエージェントに登録しており、自分の要望に適した案件に声をかけています。

また、フリーランスエージェントには汎用的な業務をマッチングするものと、特定領域の案件を中心に扱うものがあります。たとえば、テックビズはエンジニア向けのフリーランス案件に特化したサービスを展開しています。こうしたエンジニア特化型のサービスを利用すれば、さらに効率よく優秀な人材を確保できるでしょう。

フリーランスエージェントは、通常の転職エージェントと比較して、採用が決まるまでのコストが低いのが特徴。テックビズの場合は、フリーランサーの参画が決まるまではコストがかからず、フリーランスとの契約が始まってから費用が計上されます。

Pythonエンジニアの採用は綿密な準備と工夫が重要に

Pythonエンジニアの採用需要は強く、この潮流は当面続くと予想されます。そのなかでPythonエンジニアをスムーズに採用するために必要なこと。それは、エンジニアに期待するニーズを整理することそして自社の魅力を的確に伝えながら、ニーズにマッチした人材と交渉していくとよいでしょう。

従来型の正社員での転職採用にとらわれないことが重要です。さまざまな採用手法を取り入れ、フリーランスや副業人材の活用も視野に入れてみましょう。なお、フリーランス人材の活用を検討する場合は、エンジニアのフリーランスマッチングに強みを持つテックビズを活用するのがおすすめ。テックビズのサービスについて詳しく知りたい人は、以下のURLより詳細を調べてみてください。