・どうすればノマドワーカーになれるの?
・ノマドワーカーのメリット・デメリットを知りたい…。
海辺のカフェで仕事している人を見て、ノマドワーカーに対して憧れを持つ人もいるでしょう。しかしノマドワーカーに転身しても、いくつかのことに注意しないと挫折してしまいます。
そこで今回は、ノマドワーカーの概要やメリット・デメリットを紹介しつつ、転身するために必要なことを解説します。
そもそもノマドワーカーって何?
ノマドワーカーとは、場所を変えながら仕事する人のことです。
ノマドには「遊牧民」という意味合いがあります。国内で仕事をする場所もいれば、世界各国飛び回って仕事をする人もいます。
ちなみに「ノマドワーカー=フリーランス」というイメージを持たれる方もいますが、全てのフリーランスがノマドワーカーとして活動できるわけではありません。常駐案件を多く抱えているフリーランスだと、仕事場が決まっているため、ノマドワーカーとして動くのは厳しいでしょう。
また最近は会社員でも、ノマドワーカーとして活動する人もいます。とくに2020年は新型コロナウイルスの感染によって、会社以外の場所で働くことを許可する企業も現れ始めました。なかには会社から離れた場所へ引っ越すことを決めた人もいるそうです。
自治体によっては都内から地方へ移住した人に対して、補助金を出している例もあります。今後もノマドワーカーとして、働く人が増えるかもしれません。
ノマドワーカーのメリットとデメリット
ここではノマドワーカーのメリットとデメリットを紹介します。
メリット
メリットを見てみましょう。
場所にとらわれず働ける
仕事場が固定されていると、同じ場所で仕事をしなければいけません。しかしノマドワーカーの場合、場所を変えられます。
ノマドワーカーは、国内外、都会・地方問わず、どこに住んでいても仕事に取り組めるのがメリットです。
オンラインで完結する仕事を選べば、色々な場所に行ったり、好きな場所に引越したりしても業務をこなせます。景色がキレイな場所に行ったり、ポップな曲調のBGMが罹っているカフェへ行ったりなど好きな場所へ移動できます。
飽きっぽい人や、気分に合わせて仕事場を使い分けたい人、仕事と遊びを楽しみながら、人生を過ごしたい人に、ノマドワーカーはピッタリです。
働く時間も自由
ノマドワーカーが基本的に結んでいる業務委託契約は、成果物に対して報酬が支払われるので、働く時間は自由です。
頭が冴えている午前の早い時間に働く人や、ひっそりと静かな夜の時間に集中する人もいます。また、旅行の移動中や家事の合間、人を待っている最中などスキマ時間も仕事に充てやすいのもメリットです
スキマ時間を活用すれば、業務の効率化や短縮につながります。ダラダラ仕事をしてしまう人は、生活にメリハリができていいかもしれません。
人間関係に悩まない
毎日同じ仕事場で仕事をしていると、中には気が合わない人がいたり、上司や部下、同僚に気を使ったりなど、ストレスに感じることもあるかも知れません。
ノマドワーカーはオンラインでのやり取り中心になり、苦手な人と深く関わることはないので、人間関係のストレスに悩む必要がありません。
デメリット
デメリットも見てみましょう。
場所によって通信環境が異なる
インターネットの通信環境は場所によって異なります。通信速度が速い場所もあれば、遅い場所もあります。したがって、仕事場によって業務の仕上がりスピードが変わる場合も…。
また時間帯やwifiの使用人数によってもスピードは異なります。仮にwifiの機能が同じ場合、10人使用している時よりも100人使用している時の方が負荷が大きくなり、通信速度は遅くなりがちです。
とくにオンライン上で処理することが多い人は、通信環境が命になります。
お金がかかる
コワーキングスペースやカフェの利用料・交通費などのお金がかかります。
1カ所であれば、月会費が安い場所を借りればいいかもしれません。しかし色々な場所を移動すると、その都度お金がかかります。なかには費用を節約するために、無料のwifiスポットで作業をする人もいるようです。
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仕事を怠けてしまう
上司にいつも監視されている状況ではないので、つい仕事を怠けてしまう可能性があります。たとえば「ゲームをしたい」「マンガを読みたい」など、自分の趣味にばかり時間を割くと、仕事が手つかずの状態になることも…。
きちんと自己管理をしないと、仕事の連絡が遅くなったり、クライアントへの納期に遅れたりして、信用を失ってしまうかも知れません。
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ノマドワーカーの生活スタイル
ノマドワーカーと言っても、生活スタイルのパターンは様々です。
たとえば、このように分かれます。
上記のように1日で数カ所巡る人もいれば1日中同じ場所で仕事をする人もいるため、働き方は自由です。
大事なのは業務スピードや質が落ちない場所を見つけられるかです。
いくら場所を多く作っても、仕事に良い影響をもたらさないのでは意味がありません。そのためノマドワーカーになるなら、自分が集中できる環境を見つけておいた方が良いでしょう。
ノマドワーカーになるコツ
ノマドワーカーを目指している人は、いくつかの内容を意識した方が良いです。そうしないと、仕事に悪影響を及ぼすかもしれないからです。
そこで最後に、3つのコツを紹介します。
場所に縛られない案件を選ぶ
先ほども述べましたが、常駐案件はクライアント先に行かなければならないためノマドワーカーになるのは難しいです。案件を選ぶ時は、場所に問われない業務を選びましょう。
会議や連絡など全ての業務をオンライン上で対応してくれるクライアントの仕事を選びましょう。
たとえば「完全在宅OK!」「居住地問わず働ける!」と言った案件です。ネット環境がつながっている場所であれば、どこでも仕事ができます。
自己管理能力が必要
「ノマドワーカー=自由」という発想を持つ人もいるでしょう。しかし自己管理能力がなければ、仕事をサボってしまい収入が0になることも…。そうなるとフリーランスとしての生活を送れなくなります。
その状況を回避するためにも、遊びと仕事のバランスを考えることが大事です。
たとえば「100時間仕事をしたら2日間遊ぶ」、「月収50万円を超えたら3日間休みをとる」など自身で決めたルールに沿って動けば、収入が0になる確率を抑えられます。
仕事場を使い分ける
フリーランスの中には、モチベーションを調整できずに仕事へ取り掛かれない人もいます。
ノマドワーカーなら、気分に応じて場所を使い分ければ、モチベーションを上手くコントロールできます。
ただし、場所を使い分けるには普段から色々な場所を知っておくことが大事です。したがって、自宅に閉じこもるのではなく外出する時間も定期的に作った方が良いでしょう。行き場をいくつも知っておけば、細かく場所を使い分けられるため便利です。
まとめ
ノマドワーカーに関する内容を紹介しました。
まとめるとこちらです。
①場所に問われず働ける
②気分に合わせて移動できる
③スキマ時間を仕事に充てやすい
①場所に問われない案件を選ぶ
②遊びと仕事のバランスを考える
③仕事場を使い分ける
案件の種類やライフスタイルによって、ノマドワーカーとして、どこまで活動できるか変わります。ノマドワーカーを目指している人は、自分で計画を立てながら獲得する案件・理想とするライフスタイルを考えながら行動してみてください。