・マイナンバーカードを発行するメリットってあるの?
・どうやって申請すれば良いか分からない…。
マイナンバーカードという言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。作りたいと思っているものの、申請が面倒に感じる人もいるはず…。しかしマイナンバーカードを持つと様々なメリットがあります。
そこで今回は、マイナンバーカードの申請手順やメリットなどを中心に紹介します。
マイナンバーカードって何?
マイナンバーカードとは、顔写真・住所・生年月日・個人番号などが載っているカードのことでプラスチック製になっています。
ちなみにマイナンバーカードができた目的は、社会保障や税金関連など手続きをスムーズに行うためで国が主導となり開発されました。
(※)個人番号…日本国内に住んでいる全ての人に1つずつ割り当てられた番号のこと
マイナンバーカードを持つメリット
マイナンバーカードを持つと様々なメリットがあります。
ここではメリットを5つ見てみましょう。
身分証明書代わりになる
顔写真や住所、生年月日などが載っているため身分証明書代わりになります。顔写真入りの身分証明書を持っていない人は便利です。
(2021年3月~)健康保険証の代わりとして使える
2021年3月より、健康保険証の代わりとして使えるようになる予定です。
つまり健康保険証を持ち歩く必要がなくなります。財布の中に入れるカードを増やしたくない人にとって良いでしょう。
コンビニで住民票の移しを発行できる
マイナンバーカードを持ってコンビニへ行けば、その場で住民票の写しを発行できます(自治体によっては行っていない場合アリ)。
住民票を発行するために役所へ出向いたり、長時間待ったりすることもありません。そのため、時間を有効活用したい人にもピッタリです。
また、役所で発行する場合と比べて手数料が安い自治体もあります。したがって費用の節約も期待できます。コンビニなら発行できる時間も役所と比べて長いため、役所の受付時間に行くのが難しい人にもおすすめです。
スマホで確定申告をする時に便利
マイナンバーカードを持っていると、スマホで確定申告ができます(一部対応外のスマホもアリ)。インターネット環境さえあれば、どこからでも申告できますので、税務署へ出向く必要はありません。
さらに早朝でも深夜でも確定申告ができますので、好きな時間帯に確定申告をしたい人にとっても良いでしょう(メンテナンスなどで使えない場合アリ)。
マイナポイントの予約ができる
マイナポイントとはマイナンバーカードを発行し、かつ事前予約した人に対して付与するポイントのことです。総務省では「マイナポイント事業」と呼ばれるものを展開しており、先着順で最大5,000Pを付与するキャンペーンを行っています。
受け取ったポイントは支払いで使えるため、生活費や経費の削減に役立つでしょう。
マイナポイントについてこちらで詳しく解説しています。
関連記事:【9月開始】マイナポイントをもらおう!事前予約方法を解説
マイナンバーカードの申請方法
マイナンバーカードを申請する時は、交付申請書と呼ばれる書類を受け取ってから行うのが基本です。しかし申請方法は複数あります。
ここでは申請の仕方を3パターン見てみましょう。
スマホでの申請
スマホで申請する時の流れは、こちらです。
メールアドレスを登録する
メールアドレスを登録する時は、交付申請書に載っているQRコードを読み取って、申請用の公式サイトにアクセスします。
利用規約が載っていますので、同意したら「確認」ボタンを押してください。
その後、氏名・メールアドレスなどを入力し次の画面へ進みます。登録したメールアドレス宛に専用のURLが届きますので、そちらからアクセスしてください。
顔写真を登録する
次にマイナンバーカード用の顔写真を登録します。
スマホで登録する時は、証明写真を用意する必要はありません。スマホで撮影した画像を用意するだけで大丈夫です(顔写真を用意していなくても、操作中に顔写真を撮影できます)。
その他の情報を入力して申請完了
顔写真を添付が完了したら、生年月日や電子証明書の発行希望・氏名の点字表記に関することなど、いくつかの入力画面があるので記入します。
その後、申請をすると登録したメールアドレス宛に申請完了のメールが届きます。
これで申請は完了です。
パソコンでの申請
パソコンで申請する時の流れはこちらです。
申請用の公式サイトにアクセスしてメールアドレスを登録する
申請用の公式サイトにアクセスします。
利用規約に同意し、氏名・メールアドレス・申請書ID(23ケタの番号)を入力してください。
なお申請書IDはスマホで申請すると自動で入力されますが、パソコンで申請する時は手入力です。そのため、誤りがないように入力しましょう。
その後、登録したメールアドレス宛にURLが届きますので、URLをアクセスして次の画面へ移ります。
顔写真を登録する
次に顔写真を登録します。
パソコンで申請する時は、デジカメなどで撮影した写真をサーバー上に保管しておくと便利です。またパソコンにカメラが付いている場合は、カメラ機能を使って撮影した画像を保管してもいいでしょう。
顔写真を登録した後の流れについては、スマホで申請する時と同じです。
郵便による申請
郵便による申請の流れは、こちらです。
「個人番号カード交付申請書」兼「電子証明書発行/更新申請書」を準備する
「個人番号カード交付申請書」兼「電子証明書発行/更新申請書」は、通知カードを受け取った人に送られており、通知カードの下についています。
申請書が手元にない人は、こちら(「個人番号カード交付申請書」兼「電子証明書発行/更新申請書」)からダウンロードできます。
個人番号カード交付申請書に記入
氏名や住所・電話番号、申請日などを記入します。その他に、証明写真などで撮影した顔写真の添付も必要です。記入漏れがないようにしましょう。
封筒に同封し送る
記入が完了しましたら、封筒に入れて送ります。
ちなみに、こちら(申請書送付用宛名台紙封筒)から封筒をダウンロードできます。宛先を記入したり封筒を買ったりする必要がないため便利です。
マイナンバーカードの受け取り方
交付通知書が自宅に届いたら、役所へ受け取りに行きましょう。
通知書には受取期限、受取時に必要な物などが載っていますので確認してください。
役所へ到着したら、マイナンバーの発行を担当している窓口へ行きましょう。その後、諸々の手続きが終わったらマイナンバーカードを受け取れます。
マイナンバーカードの申請・受取時の注意点
申請作業を適当に行うと修正が発生してしまい、マイナンバーカードの受取までに時間がかかることも…。
そこで最後に、マイナンバーカードの申請・受取時に関する注意点を3つ紹介します。
顔写真の撮り方
顔写真を撮る時は、必ず正面を向きましょう。横を向いている画像はNGです。
その他に、このような顔写真も基本的には認められていません。
背景に物が映っている
影がある、暗い
ピンボケしている
帽子を被ったり、サングラス、マスクをしている
口を開けて笑っている
パスワードの設定
マイナンバーカードを受け取る時は、パスワードの設定があります。パスワードは、マイナンバーカードを受け取った後も申請などで使用するため、必ず覚えておきましょう。
申請~受け取りまでの期間が長い
マイナンバーカードの申請~受け取りまで、最低でも1、2カ月はかかります。
早く受け取りたいのであれば、早めに申請した方が良いです。自治体によっては、それ以上かかることもあります。
まとめ
マイナンバーカードの申請に関することを中心に紹介しました。
まとめると、こちらです。
①身分証明書代わりになる
②(2021年3月~)健康保険証の代わりとして使える
③コンビニで住民票の移しを発行できる
④スマホで確定申告をする時に便利
⑤マイナポイントの予約ができる
マイナンバーカードが必須になっている手続きもあるため、持っておいた方がいいです。1日でも早く受け取りたい人は、早めの申請をおすすめします。