フリーランスのための損害賠償保険で自分の身を守ろう!

・損害賠償保険って何?
・フリーランスも加入したほうがいい?
・保険料はいくらかかるの?

フリーランス向けの損害賠償保険は、クライアントとの間でトラブルが起こった時のために加入しておくと安心です。とは言っても「損害賠償保険」を初めて聞いて、よく分からない人もいるでしょう。

そこで今回は、フリーランス向け損害賠償保険の概要を解説しつつ、加入するメリットなどを紹介します。

フリーランス向け損害賠償保険とは?

フリーランスが、取引先に損害を発生させてしまった時の費用を保険金で補うための金融商品です。

仮に取引先から訴えられた場合、会社員であれば賠償金や諸費用などは会社が支払います。しかしフリーランスの場合だと、自腹を切らなければならないため、個人で何千万円もの費用が発生することも…。

そんな時に「フリーランス向け損害賠償保険」は役立ちます。条件に該当すれば、損害賠償請求や弁償費用が発生した時などに保険金が支給されますので、万が一の時に備える保険として便利です。

フリーランスが損害賠償保険に加入するメリット

ここでは、フリーランスが損害賠償保険に加入するメリットを見てみましょう。

損害賠償請求額の支払額を減らせる

賠償金の支払額、損害賠償された時に発生した訴訟・和解に関する費用などに対して保険金が支給されます。
仮にトータルの支払額が1000万円かかったとしても、保険金が支給されれば自己負担金は0です。そのため、賠償責任保険に加入すれば金銭的負担を減らせる効果が期待できます。

倒産リスクを抑えられる

フリーランスの中には、賠償金の支払いなどで資金不足に陥ってしまい、廃業に追いやられる人もいます。
しかし保険金を充てれば自己負担額が減るため手元に資金を残しやすくなります。結果、資金不足による倒産リスクを減らせるのです。

クライアントが安心して仕事を依頼できる

トラブルが起こった時のことを考えると「フリーランスと契約できない」と感じる経営者もいます。そのような場合は損害賠償保険に加入していることを伝えれば、クライアントに安心感を持ってもらえるかもしれません。
損害賠償保険は、仕事の受注率アップにつながる可能性を秘めています。

フリーランス協会でも損害賠償保険がある

フリーランス協会の正式名称は「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」です。フリーランス協会の有料会員であるベネフィットプランに加入すると、自動的に損害賠償保険が付きます。
ベネフィットプランの年会費は1万円なので、1カ月あたり約833円です。保険会社4社で運用しています。

ちなみに保険金が支給される主な事例はこちらです(参考:フリーランス協会)。

情報漏洩が起きてクライアントに甚大な被害を発生させた

  • パソコンにコンピュータウイルスが侵入してクライアントから得た情報がバラまかれた
  • クライアントのデータを紛失して、他の企業に盗まれて漏洩した

上記の理由で、クライアントに損失を与えた時を指します。ITの利用が普及した現代では、情報漏洩のリスクがあります。
とくにIT系のフリーランスはコンピュータ上での作業が多いため、このような事態が起こった時に役立つかもしれません。

納品物にエラーがあり、クライアントに損失を与えた

  • 納品物に不備があって、クライアントのシステムにバグが起こった
  • 納品物にエラーがあって、システムを作動させられなかった

納品した物によって、クライアントに損害を発生させた時も保険の対象です。システムエンジニアの業務では、考えられる事態と言えるでしょう。

著作権侵害をしてしまった

無許可で他人の画像やテキストなどを盗用し、著作権侵害によって損失が出た時も対象です。
仮に著作権侵害が1カ所しかなくても、数十万円・数百万円もの賠償金が発生します。そのような時も、保険金の受給対象です。

仕事中に備品や部屋の一部を壊してしまった

  • レンタルスペースを借りていて壁の一部が破損した
  • クライアントから借りている備品を壊してしまった

仕事中の破損によって支払が発生した時も、保証の対象です。自宅以外で仕事をする機会が多い人は要チェックです。

相手にケガを負わせた

ベビーシッターや保育士など、人を相手に仕事をしているフリーランスの場合、相手にケガを負わせる場合もあります。それによる賠償費用が発生した時も保険の対象です。

テックビズベネフィットプランもおすすめ

テックビズ会員様限定で、フリーランス協会のライトプランである「テックビズベネフィットプラン」に加入頂けます。ITフリーランスに役立つサービスや補償が受けられ、年会費5,000円です。

  • 法務・税務相談、クラウド会計ソフト、コワーキングスペース等優待
  • フリーランスの業務上発生するリスクに備える賠償責任補償
  • ケガや病気で働けなくなった場合の所得補償
  • 報酬未払い等トラブル発生時のための弁護士費用保険
  • 各種福利厚生サービス

テックビズベネフィットプランの賠償責任補償内容詳細

補償内容支払限度額自己負担
1事故1年間・期間中
業務遂行中の補償5000万円無制限5万円
業務結果(PL責任)の補償5000万円10億円5万円
受託財物の補償500万円10億円なし
業務過誤の補償500万円10億円5万円

テックビズベネフィットプランへのご加入には、テックビズPointClubへの無料登録が必要です。

フリーランス協会について詳しくはこちらで解説しています。
関連記事:フリーランス協会ってなに?特典やメリットを紹介

FREENANCE(フリーナンス)にも損害賠償保険がある

GMOグループが運用しているサービス「FREENANCE」では、「フリーランス特化型補償」と呼ばれる損害賠償保険を扱っています。5億円を限度にして支払われる保険で、毎月の保険料は0円です。

フリーランスには損害賠償以外の保険もある


損害賠償保険以外にも、フリーランスに役立つ保険はあります。
最後に、損害賠償以外の保険について見てみましょう。

所得補償保険

所得補償保険とは、病気などで働けなくなった時に備えて加入する保険のことです。
条件に該当した人に保険金が支給されます。月々の保険料や支給される保険金は加入者の年齢や収入によって異なるので、支払いのシミュレーションをした方がいいでしょう。
ちなみにフリーランス協会でも「ベネフィットプラン」加入者限定で、所得補償保険を受け付けています。

弁護士保険

弁護士保険とは、トラブルによって弁護士費用が発生した時に負担してもらえる保険のことです。
相談内容によっては、何十万円もの弁護士費用がかかります。しかし弁護士保険に加入すれば、弁護士費用を保険金で補えます。
ただし補える保険金額は、加入しているプラン・月々の保険料などによって異なりますのでご注意ください。

医療保険

医療保険には「国民健康保険」などの公的医療保険の他に、民間の保険会社が販売している保険もあります。
なお民間の保険会社が提供する医療保険の代表例は、こちらです。

入院保険

入院した時に保険金が支給されます。「入院1日につき〇万円」といった形で設定してあるケースが多いです。ただし入院理由によっては保険金が支給されない場合もありますので、プランを確認してから加入しましょう。

がん保険

がんを発症した時に保険金が支給されます。「がんと診断された場合の見舞金が〇万円」、「がんで入院した場合1日につき〇万円」といった形で保険金が設定されます。
入院保険と違って「がん」と診断された場合しか保険金を受け取れません。しかも対象外のがんもありますので気を付けましょう。

ケガの保険

ケガをした人が対象の保険です。骨折で入院したり、体の損傷で手術をしたりした時などに保険金が支給されます。
出張や外出など移動する機会が多く、ケガの確率が高い人は加入するといいかもしれません。

まとめ

フリーランス向けの損害賠償保険について解説しました。
今回のポイントは、こちらです。

✓損害賠償保険の概要
①クライアントから損害賠償請求された時のためにできた保険
✓損害賠償保険に加入するメリット
①損害賠償請求額の支払額を減らせる
②倒産リスクを抑えられる
③クライアントが安心して仕事を依頼できる

フリーランスは、クライアントとの間に金銭的なトラブルが起こっても基本的には自分で対処しなければいけません。
いつ、自分の身にトラブルが降りかかるか分かりません。
不安な人は、損害賠償保険の加入を考えてみてはいかがでしょう。

※本記事の情報は2020年7月現在の内容です。

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