フリーランスエンジニアが案件を獲得する方法7選!営業のポイントも徹底解説

・フリーランスエンジニアが案件を獲得する方法は?
・フリーランスエンジニアが案件を獲得するための注意点は
・フリーランスエンジニアが営業を成功させるポイントは

フリーランスエンジニアにとって、案件を獲得することは不可欠です。フリーランスは会社員のように仕事が自動的に割り当てられるわけではなく、自ら案件を獲得しなければ働けないためです。
しかし、どのようにして案件を獲得すれば良いのか分からないという人もいるかもしれません。
この記事では、フリーランスエンジニアが案件を獲得するための方法を紹介します。また、案件を獲得する際の注意点や営業を成功させるためのポイントもお伝えします。
この記事を参考にして、案件獲得に困らないフリーランスエンジニアになりましょう。

フリーランスエンジニアの案件獲得方法

フリーランスエンジニアの案件獲得方法は主に以下の7つです。

フリーランスエンジニアの案件獲得方法
①知人からの紹介
②これまで仕事をした人からの継続依頼
③エージェントの利用
④クラウドソーシングサイトの利用
⑤求人サイトを利用
⑥SNSやポートフォリオからの依頼
⑦営業
それぞれ見ていきましょう。

1.知人からの紹介

知人からの紹介で案件を獲得できることがあります。一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が公表している「フリーランス白書 2023」によると、フリーランスが案件を受注する経路で一番多いのは、人脈からでした。


出典:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書 2023

このことから、フリーランスエンジニアにとって人脈を広げることが非常に重要です。イベントやセミナー、交流会などに積極的に参加することをおすすめします。
これらの場で出会った人たちは、将来的に案件を紹介してくれる可能性がありますので、誰との出会いも軽視せずに大切にしておきましょう。また、友人や知人からの紹介も仕事に繋がる可能性があるため、身近な人間関係を大切にすることも重要です。

2.これまで仕事をした人からの継続依頼

これまでの取引先からの継続的な案件発注もあります。最初は単発の予定だった案件が、提出物の品質や成果によって継続的な依頼に変わることもあります。
単発案件でも、期待以上の成果を提供することで「また依頼したい」と言ってもらえる可能性が高まります。また、成果物を提出した後に継続の打診を自分から行うことも一つの方法です。
打診する際には、具体的な期間や報酬の提案をすると、クライアントも判断しやすくなるでしょう。自ら積極的に継続の機会を探り、クライアントとの長期的な関係を築いていくことが重要です。

3.クラウドソーシングサイトの利用

クラウドソーシングサイトを利用して、案件を獲得しているフリーランスエンジニアもいます。代表的なクラウドソーシングサイトは以下のようなものがあります。

まだスキルに自信のない初心者の人やフリーランスに成り立てで、実績がほとんどない人でも受注できる案件が多々あります。ただし報酬は低いものが多いので、スキルアップや実績作りのために利用をして、ある程度自信がついたら別の方法で案件を獲得することも視野に入れるようにしましょう。

4.求人サイトを利用

求人サイトを活用することで、フリーランスエンジニアでも案件を獲得することができます。求人サイトには、正社員や派遣社員、アルバイトだけでなく、フリーランス向けの求人も多く掲載されています。
フリーランス向けの求人は、多くの場合「業務委託」と表示されています。また、リモートワーク案件だけでなく、常駐案件も存在します。
求人サイトで案件を獲得する際には、求人情報に記載されている条件をよく確認し、自分の希望に合った案件に絞って応募しましょう。自分のスキルや経験にマッチする案件を選ぶことで、採用されやすくなります。
また、求人サイトには応募だけでなく、自分のプロフィールを充実させて掲載することもおすすめです。これにより、企業側からのオファーや直接の案件紹介があるかもしれません。

5.SNSやポートフォリオからの依頼

SNSでの発信活動やポートフォリオの公開は、案件の依頼を受ける可能性がある方法です。しかし、十分なスキルや実績がないと、案件の依頼を得ることは難しいです。
即座に仕事を獲得できる方法ではないため、長期的な視点で取り組むことが重要です。SNSではエンジニア向けの情報発信や、案件ごとにポートフォリオを更新するなど、継続的な運用が必要です。
自身の経験や技術を積極的に発信し、他の人との交流を深めることで、自分の存在や能力を知ってもらう機会を増やしましょう。また、ポートフォリオは実績を示す重要な資料ですので、仕事を行うたびにそれを反映させていくことが大切です。

6.営業

自己アピールの一環として、直接電話やメールを送ったり、交流会やセミナーに参加して話をするなど、営業活動を行って案件を獲得するフリーランスエンジニアも存在します。営業には一定のスキルや実績が必要ですが、成功すれば自分の希望する報酬や条件で働くことができます。
営業を通じて獲得できる案件には高い報酬や優れた条件のものがあります。他の方法では得られなかったような案件を受けることができるでしょう。
営業はフリーランスにとって課題となることが多いですが、営業スキルを磨くことで他のフリーランスと差別化でき、仕事に困ることが少なくなっていきます。営業の能力を向上させることは、フリーランスとしての成長につながるでしょう。

フリーランスエンジニアが案件を獲得する上での注意点

フリーランスエンジニアが案件を獲得する上で、以下の点には注意しましょう。

フリーランスエンジニアが案件を獲得する上での注意点
①報酬や条件が納得できるか

②スキルアップにつながるか
③実績として提示できるか
1つずつ詳しく紹介します。

1.報酬や条件が納得できるか

案件を獲得する際には、報酬や条件が自分に納得できるものか必ず確認しましょう。案件を受けることができたとしても、報酬が低かったり条件が厳しかったりすると、働く上でストレスを感じることになります。
報酬が高額であっても、作業にかかる時間や労力が多く、時間単価が実際には低い場合もあります。作業に対して適切な報酬が得られるか、条件が自分にとって負担にならないかを考慮し、案件を獲得するようにしましょう。自分に合った案件を選ぶことで、仕事をより充実させることができます。

2.スキルアップにつながるか

案件を獲得する際には、自身のスキルアップにつながるかどうかも考慮しましょう。常に同じスキルで仕事を続けていると、自身の成長や仕事の幅が制限される可能性があります。

フリーランスエンジニアは、安定して案件を獲得できているとしても、いつ契約が切られるか分かりませんし、業界自体も常に進化しています。新たな技術やトレンドが登場するため、スキルアップしなければ需要が減少してしまう恐れもあります。

そのため、自身の成長に繋がる案件を積極的に獲得することが重要です。少し挑戦的な内容であっても、積極的に応募してみましょう。新しい技術やプロジェクトに取り組むことで、スキルの幅を広げることができます。

また、案件を選ぶ際には、自身のスキルアップに貢献するだけでなく、将来のキャリアや市場価値にも影響する点を考慮しましょう。自身が成長できる案件を選ぶことで、より長期的な成功に繋げることができます。

3.実績として提示できるか

案件を選ぶ際には、自身が作成した成果物を実績として公開できるかどうかも重要なポイントです。自身が制作した作品であっても、取引先によっては著作権が発生する場合があり、実績として自由に公開できないことがあります。

そのため、案件を獲得する前に、取引先との契約や納品物の利用に関する条件を確認することが大切です。自身が作成した成果物を自己PRやポートフォリオとして活用したい場合は、著作権や利用制限について事前に取引先と合意を得ておく必要があります。

実績を積み重ねることは、将来的に案件を獲得しやすくなるため重要です。案件を選ぶ際には、取引先との利用条件や実績の公開に関する事項を忘れずに確認し、自身の成果物を有効に活用できる案件を選ぶよう心がけましょう。

フリーランスエンジニアが案件を獲得するための営業のポイント

フリーランスエンジニアが案件を獲得するための営業のポイントは以下の5つです。

フリーランスエンジニアの営業のポイント
①自己分析をして自分の強みを洗い出しておく

②スキルシートを作成しておく
③SNSなどのプロフィールを更新しておく
④受ける案件の報酬、条件を決めておく
⑤業界の最新情報を仕入れておく
それぞれ見ていきましょう。

1.自己分析をして自分の強みを洗い出しておく

営業を行う前に、自己分析をして自身の強みを洗い出すことは重要です。自身の強みを理解せずに営業を行っても、効果的にアピールすることができず、案件を獲得することは難しいでしょう。

自己分析を通じて自身の強みを明確化し、それを営業活動に活かすことで、自信を持ってアピールできるようになります。また、自身の強みに合った案件を獲得することで、自身の能力を最大限に発揮し、成果を上げることができます。成果を残すことは取引先からの信頼を得るためにも重要です。

自己分析を行う際には、頭の中だけでなく、紙やエクセルなどに具体的に書き出すことをおすすめします。可視化することで、自身の強みをより明確に把握することができます。自己分析を通じて自身の強みを把握し、営業活動に活かしていきましょう。

2.スキルシートを作成しておく

自身の強みが理解できたら、スキルシートを作成することが重要です。スキルシートは、ITエンジニアのスキルをまとめた職務経歴書のようなものです。

スキルシートは営業活動の際に資料として使用し、相手に自身のことをわかりやすく伝える役割を果たします。自身の強みを明確に示すために、実際に担当した案件や自主制作した成果物などと関連付けて具体的に書くようにしましょう。

以下の記事では、スキルシートの具体的な書き方について詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

参考記事:【永久保存版】フリーランスエンジニアのスキルシートの書き方を徹底解説!!|書類通過率が格段に上がるポイントは!?

3.SNSなどのプロフィールを更新しておく

営業の相手がSNSのプロフィールを確認することもあるため、自身のプロフィールを定期的に更新しておくことが重要です。

SNSのプロフィールは、名刺のような役割も果たします。自身がどんな人であり、どんな活動をしていて、どんな能力を持っているのかが簡潔にわかりやすく伝わるようにしましょう。

また、投稿内容も自身の活動に合わせたものにすることで、自己表現がより明確になります。自身の専門性や興味関心に沿った情報やコンテンツを積極的に発信することで、自己アピールがより効果的になるでしょう。

自身のプロフィールや投稿内容を適宜見直し、営業相手に対して明確なイメージを伝えられるようにしましょう。

4.受ける案件の報酬、条件を決めておく

営業をする前に、自身が受ける案件の報酬や条件について明確に決めておくことが重要です。その基準がないまま営業をしてしまうと、自分が望む報酬や条件に合わない仕事を受けてしまう可能性があります。

報酬や条件の基準を明確にすることで、相手に対しても具体的な内容を伝えることができ、信頼を得ることができます。例えば、作業範囲や期間に応じた報酬の目安や、受けることができる最低限の条件などを具体的に示しておきましょう。

報酬や条件が明確に示された料金表やガイドラインを作成して提示することも効果的です。簡潔な形式で良いので、自身が受ける案件に対する報酬や条件が明確に書かれている資料を用意し、相手に理解しやすく伝えましょう。

自身の希望する報酬や条件について明確にしておくことで、効率的な営業活動ができるだけでなく、理想的な案件を獲得する可能性も高まります。

5.業界の最新情報を仕入れておく

ITエンジニアとして活動する上で、業界の最新情報を常に仕入れることは非常に重要です。IT業界は新しい技術が急速に進歩しているため、常に最新の動向を把握しておかなければなりません。

業界の最新情報を追いかけることで、取引先やクライアントのニーズや要望を正確に把握することができます。これにより、営業活動をより効果的に展開することができます。

最新の技術やトレンド、市場動向などを把握するためには、専門書籍や業界のニュースサイト、テクノロジーブログなどを積極的に参考にしましょう。また、技術系のイベントやセミナーにも積極的に参加することで、業界の最新情報を入手する機会を増やすことができます。

常に情報を更新し、業界の最新動向に敏感に対応することで、営業活動の質を向上させ、成功への道を切り拓いていきましょう。

まとめ

フリーランスエンジニアの案件獲得方法
①知人からの紹介
②これまで仕事をした人からの継続依頼
③エージェントの利用
④クラウドソーシングサイトの利用
⑤求人サイトを利用
⑥SNSやポートフォリオからの依頼
⑦営業

フリーランスエンジニアにとって、案件を獲得する方法は多岐にわたります。すべてを行わなければならないわけではありませんので、自分に合った方法を選択してみてください。

案件を獲得する際には、報酬や条件などをしっかりと確認することが重要です。報酬や条件に納得できないと、案件を受けたとしてもモチベーションが下がってしまうかもしれません。自分に相応しい報酬や条件を重視して、案件を選ぶようにしましょう。

自分に合った案件を獲得するためには、営業活動が欠かせません。自身のスキルや実績をアピールし、積極的に営業することが必要です。また、エージェントを活用することも一つの手段です。エージェントを通じて紹介される案件は、自分にマッチしたものが多い場合があります。

最終的には、自身の目標や状況に合わせて、最適な案件獲得方法を選ぶことが大切です。柔軟にアプローチし、自分にとって理想的な案件を見つけ出す努力を続けましょう。

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