エンジニアの種類16個とそれぞれの特徴!求められる能力も解説

・エンジニアってそもそもどんな仕事なの?
・エンジニアにはどんな種類の職種があるの?
・エンジニアに求められているものって?

一口にエンジニアと言っても、様々な種類の仕事があります。システムを主に扱うシステムエンジニアやプログラミングを主に行うプログラマなど、種類によって業務内容も大きく変わってきます。

エンジニアを目指すなら、自分がどんなエンジニアになりたいのかを明確にし、やりたいことができる仕事につくべきでしょう。

この記事では、エンジニアとはそもそもどんな仕事なのか?エンジニアの仕事にはどんな種類があるのかなど紹介していきます。エンジニアに共通して求められてることもお伝えしますので、エンジニアになるために参考にしてください。

そもそもエンジニアとはどんな仕事をしている人のことか?

エンジニアとはそもそもどんな仕事なのか?

エンジニアとは、そもそも「工学に関する専門的な才能や技術を持った人のこと」のことを意味します。「技術者」という呼ばれ方をすることもあります。

最近では、コンピューターやインターネットなどのIT関係の技術者として、「ITエンジニア」を略してエンジニアと呼ぶ場合もあるでしょう。昨今IT技術が進んできており、特にITエンジニアが不足していると言われています。

今後もITエンジニアはますます必要とされる職種でしょう。ではITエンジニアには、具体的にどういった種類の仕事があるのか、次章で紹介します。

ITエンジニアの種類9つと特徴・言語を紹介

ITエンジニアの種類

ITエンジニアには、様々な種類があります。ここでは代表的な10個の種類とその業務内容などお伝えしていきます。

エンジニアの種類
①システムエンジニア
②プロジェクトマネージャー(リーダー)
③プログラマー
④フロントエンドエンジニア
⑤インフラエンジニア
⑥セールスエンジニア
⑦フィールドエンジニア
⑧制御・組み込みエンジニア
⑨マークアップエンジニア
⑩社内SE
それぞれ見ていきましょう。

①システムエンジニア

システムの開発の提案、設計、開発、テストまでの一連の流れに携わるエンジニアのことを言います。多くの場合は、顧客からどんなシステムを作りたいのかヒアリングし、要望に答える提案、要件定義書の作成、設計書の作成などを担い、開発はプログラマーへ、テストはテスターへ依頼をします。

ただ案件によっては、開発やテストもシステムエンジニアが行うこともあります。開発に関する幅広い知識が求められますし、顧客とやりとりをする機会が多いためコミュニケーション能力も求められます。

またプログラマーやテスターとも協力しつつ進めるため、マネジメント能力も必要とされるでしょう。

②プロジェクトマネージャー(リーダー)

プロジェクトマネージャーは、システムエンジニアよりもさらに幅広い範囲の業務を担当をするエンジニアのことを指します。基本的には、システムエンジニアで経験を積んだ人がなる職種です。

システムを作る期間や、予算、チームメンバーの体制などを決めて、プロジェクト全体を管理していきます。プロジェクトがうまく行くかどうかはプロジェクトマネージャーの腕にかかっていると言っても過言ではないでしょう。

またプロジェクトリーダーという職種もあります。プロジェクトマネージャーとの役割の違いは各企業によって差異があり、明確なことは言えませんが、プロジェクトリーダーはプロジェクトマネージャーよりも開発現場寄りと言えるでしょう。

どちらもマネジメント能力、リーダーシップ、コミュニケーション能力が必要とされ、プロジェクトを円滑に進めることが求められます。

③プログラマー

システムエンジニアが書いた設計書をもとに、プログラミング言語を用いて、実際にシステムを組んでいくエンジニアのことです。使用する言語はJava、JavaScript、PHPなど多岐に渡ります。

設計書通りにシステムを組んでいっても、うまく作動しないこともあります。そのようなエラーやバグを発見するのもプログラマの重要な仕事の一つです。

どのようなジャンルの仕事をするかで、必要になる言語も違ってくるため、より多くの言語を習得していると、仕事の幅も広がっていくと言えるでしょう。プログラミングにおける専門的な知識やスキルが必要とされる職種です。

④フロントエンドエンジニア

フロントエンドエンジニアとは、Webサイトの中でもユーザーの目に触れる部分の構築に特化したエンジニアのことです。Webサイトの見た目や使いやすさなどをより向上させるための設計から、それを実際に使えるようにする実装までの範囲を主に担当します。

求められるプログラミング言語としては、HTML、CSS、JavaScript、PHPなどです。またWebサイトはWordPressなどのCMSを用いられることが増えているため、CMSに関する知識も必要とされます。

ユーザーにとってどうすれば最適なWebサイトになるのかを考えるUIやUXの知識もあると、フロントエンドエンジニアとしてより仕事がしやすくなるでしょう。

⑤インフラエンジニア

インフラエンジニアとは、システムの動作に必要となる基盤を作るエンジニアの総称です。ネットワークやサーバー、データベースなど得意領域に合わせて種類が分かれていきます。

代表的なインフラエンジニアの種類について以下で大まかに紹介します。

(1)ネットワークエンジニア
(2)サーバーエンジニア
(3)データベースエンジニア
(4)セキュリティエンジニア
(5)クラウドエンジニア
(6)バックエンドエンジニア
それぞれ見ていきましょう。

(1)ネットワークエンジニア

データのやり取りができるようにするためのネットワークを扱うエンジニアのことを指します。設計から要件定義、構築、保守運用などネットワークに関することを多岐に渡って行います。

スイッチやルーターなど専門的なネットワーク機器などを扱うこともありますし、最近ではクラウド上でのネットワークに関する知識やスキルも求められるようになっています。

ネットワークに関する専門的な知識とそれに付随する幅広い知識が必要です。

(2)サーバーエンジニア

サーバーの設計や構築、保守、運用を主に担当するエンジニアです。サーバーと一口に言っても、Webサーバー、メールサーバー、ファイルサーバーなど様々なものがあります。

そのため、利用ケースに合わせてサーバー環境を構築するための知識やスキルが求められます。また構築するだけではなく、サーバーが安全に問題なく運用されるかを管理する必要もあるため、セキュリティに関する知識も必要になるでしょう。

(3)データベースエンジニア

情報を保管したり、管理したりしている「データベース」に関する業務を担当するエンジニアのことです。クライアントが必要とするデータが必要なときにすぐ見つかるように、データベースを構築、運用しておくことことが主な業務です。

最近ではビッグデータと呼ばれる、膨大な情報を活用する企業が増えています。ビックデータを活用するためには、データベースの知識が欠かせないため、データベースエンジニアの需要は今後も増えていくと言えます。

SQLと呼ばれる特殊な言語に関する知識やスキル、Oracleなどの製品に関する知識は必要になるでしょう。

(4)セキュリティエンジニア

セキュリティエンジニアは、情報セキュリティを主に扱うエンジニアのことです。多種多様な新しいサイバー攻撃に対して、サーバーやネットワークを守る必要があり、そのための対応策や実装をするのが主な仕事です。

サーバーやネットワークに関することはもちろん、インターネットの動向など最新の情報を常に仕入れておき、未然にサイバー攻撃を防ぐことが求められます。

万が一サイバー攻撃を受けてしまったときにも、素早く対処することが求められるため、高い技術力が必要になるでしょう。

(5)クラウドエンジニア

クラウドサービスを利用した、システムの設計、構築、運用などを担当するエンジニアのことです。クラウド上にデータを保存することによって、別の端末からでもデータにアクセスできます。

また、データセンターやオフィスなどにサーバーやネットワークなどの機器を置く必要がなく、より効率的に環境構築を行えるようになります。そういった背景から、近年クラウドサービスを活用する企業も増え、需要が高まっている職種です。

(6)バックエンドエンジニア

バックエンドエンジニアは、フロントエンドエンジニアとは対をなすもので、ユーザーから目に見えない部分のWebシステムを構築する役割を持つエンジニアのことです。

サーバーエンジニアやデータベースエンジニアと重複する業務もありますが、その中でもWebに特化しているのがバックエンドエンジニアの特徴です。

運営者の管理システムを作ったり、問い合わせ内容が蓄積されるシステムを作ったりなど、ユーザー視点ではなく、管理者視点で構築する必要があります。サーバーやデータベースに関する知識だけではなく、Java、PHP、Ruby、Pythonなどのプログラミングスキルも求められるでしょう。

⑥セールスエンジニア

セールスエンジニアは、名前の通り、営業の仕事も兼任するエンジニアのことです。クライアントに対して自社製品の導入の提案をすることだけではなく、導入後の運用サポートもします。

技術者としての専門的な知識はもちろん、営業スキルも求められます。複数の仕事を担当するため、幅広い知識やスキルが求められますが、クライアントとのつながりができたり、クライアント視点で製品の運用ができたりするため、お客様に近い距離で仕事がしたいエンジニア向きと言えるでしょう。

⑦フィールドエンジニア

フィールドエンジニアは、セールスエンジニアと多少業務内容が重なる部分がありますが、クライアント先のパソコンやプリンター、システムなどハードウェアの設置、導入、保守などに特化したエンジニアのことです。

クライアントのもとに直接行って、ヒアリングをしながらサポートを行っていくため、コミュニケーション能力が求められます。またどのようなトラブルに対しても問題を解決する必要があり、製品への深い知識が必要になるでしょう。

⑧制御・組み込みエンジニア

制御・組み込みエンジニアとは、家電製品などの機器に組み込まれている制御システムを開発するエンジニアのことです。炊飯器や洗濯機の中には、「何分で動作を終了する」などのプログラムが組み込まれています。

そういったプログラムを開発して、製品が適切に動作するようにしていくのが主な仕事です。製品に組み込むプログラムですので、後から変更や修正を加えることができず、あらゆる状況を想定した正確なプログラミングが求められます。

IoTの分野が注目されつつあり、需要が増しているエンジニアと言えるでしょう。

⑨マークアップエンジニア

マークアップエンジニアは、Webサイト制作において、HTMLやCSSを用いて、ユーザーがより使いやすいサイトを制作するエンジニアです。文章や画像の適切な配置を考えるだけはなく、検索順位を上げるためのSEOを配慮した設計を考える必要があります。

フロントエンドエンジニアと協力することも多々あるため、JavaScriptやUX、UIの知識も求められるでしょう。Webサイトに関する幅広い知識が求められる職種です。

⑩社内SE

社内SEとは、名前の通り、社内向けに業務にあたるシステムエンジニアのことです。所属する会社によって業務内容は変わりますが、主に社内メンバーがより働きやすくなるために、システムの開発や保守、運用を担当します。

社内で運用するものなので、どれだけ社内メンバーの業務効率化がはかれるか、どれだけ予算を削れるかなど経営視点が求められます。また社内メンバーへのヒアリングも必要となり、コミュニケーション能力も求められる仕事です。

全ての種類のエンジニアに共通して求められているものとは?

10種類のエンジニアの仕事内容を紹介しましたが、エンジニアに求められているものには、ある程度の共通点があります。以下の3つをお伝えしていきます。

エンジニアに求められているもの
①新しい技術や知識への興味関心
②地道な作業を続けられる忍耐力
③あらゆる課題に対する問題解決能力
それぞれ見ていきましょう

①新しい技術や知識への興味関心

IT技術は常に進歩し続けているため、新しい技術や知識への興味関心がエンジニアには必要です。IT業界は流行り廃りのサイクルが早く、常に最新の情報をキャッチアップすることが求められます。

既存のやり方に固執することなく、得た新しい情報を元に、どんどんチャレンジしていくといいでしょう。先進的な技術や知識を持っているとそれだけできる仕事も増え、需要の高いエンジニアになれるはずです。

②地道な作業を続けられる忍耐力

エンジニアには地道な作業を続けられる忍耐力も必要です。エンジニアの仕事は、どれも正確で細かい作業が求められるものばかりです。

また設計やテスト、修正などひとつひとつの工程を着実に進めていく必要もあります。そういった作業をコツコツと進められる人がエンジニアには向いていると言えます。

ただ納期が決まっていることも多いため、ある程度効率的に進めることも求められるでしょう。

③あらゆる課題に対する問題解決能力

あらゆる課題に対する問題解決能力もエンジニアには求められます。システムやサービス、製品の開発をする目的はクライアントの課題を解決することです。

どうすればクライアントの問題が解決できるかを常に考え、それに応じたシステムやサービスを作る必要があるでしょう。また工程を進めていく中で、当初予定していなかった問題が発生する場合もあります。

そういった課題に対しても最後まで粘り強く取り組み、業務を完遂させることが求められるでしょう。

まとめ

エンジニアの種類
①システムエンジニア
②プロジェクトマネージャー(リーダー)
③プログラマー
④フロントエンドエンジニア
⑤インフラエンジニア
(1)ネットワークエンジニア
(2)サーバーエンジニア
(3)データベースエンジニア
(4)セキュリティエンジニア
(5)クラウドエンジニア
(6)バックエンドエンジニア
⑥セールスエンジニア
⑦フィールドエンジニア
⑧制御・組み込みエンジニア
⑨マークアップエンジニア
⑩社内SE

エンジニアといっても、様々な種類があり、それぞれによって求められる知識やスキルは変わってきます。自分がどのような業務に携わりたいか考えたうえで、必要に応じた知識やスキルを身につけるようにしましょう。

ただどの種類のエンジニアにおいても、新しい技術や知識への興味関心、地道な作業を続けられる忍耐力、あらゆる課題に対する問題解決能力などは必要になります。

まずはどのエンジニアにも求められるところから習得できるように意識してみてください。