・おすすめのプログラミングスクールは?
・家でもレッスンって受けられるの?
プログラミングスクールでスキルを身に付けたい人もいるでしょう。なかには異業種からITフリーランスへ転身した人もいます。
しかしプログラミングスクールの選び方を間違えると、時間とお金をかけても実りません。高額の費用を支払ったものの、思ったような成果が出ない場合も…。
そこで今回はプログラミングスクールの選び方を紹介しつつ、おすすめのスクールを10カ所紹介します。
プログラミングスクールを選ぶ前に考えるべき事
ひと口にプログラミングスクールといっても、各スクールによって受講内容は違います。自身に合うスクールを見極めることが大事です。
はじめに、プログラミングスクールを選ぶ前に考えた方が良い内容を見てみましょう。
将来のキャリア
ご自身が思い描くキャリアに応じてスクールを選びましょう。仮にプログラミングのスキルを身に付けても、将来のキャリアは様々です。会社員として働く人もいれば、経営者・フリーランスとなって働く人もいます。はたまたプログラミングの講師として、キャリアを積みたい人もいるかもしれません。
したがってプログラミングスクールを選ぶ時は、自身が思い描いているキャリアへ導いてもらえるか考えることが大事なのです。そうしないと自身が思い描いていた内容とは違う方向に進んでしまい、後悔してしまうかもしれません。
身に付けたいスキル
身に付けたいスキルの内容も考えましょう。スクールによって教わることができるスキルは違います。たとえばプログラミング言語を学ぶ場合、Javaがメインの場合もあればPHPを中心に学ぶこともあります。
つまりプログラミングの講習といっても、どのスクールに通うかで学ぶ内容は違うのです。仕事に役立つスキルもあれば、そうではないスキルもあります。
スキルを有効活用するためにも、どのようなスキルが必要か考えてからスクールを選びましょう。
学習スタイル
プログラミングスクールの学習スタイルは大きく分けて2つあります。
教室で学ぶパターン
メリットは面と向かって講師に質問できることです。分からない箇所があった時はその場で聞けます。
しかも教室に通えば生徒が集まるため、生徒との交流も期待できるでしょう。1人で学ぶことが苦手な人や、コミュニケーションをとりながら学習したい人におすすめの勉強方法です。
たいしてデメリットは、移動時間が発生することです。生徒の中には、通学時間に1時間以上かける人もいます。通学・外出が面倒になり、途中で通わなくなる人もいるようです。
その他に、周囲の声が気になる人にも向いていません。人によっては、周囲の声が小さくても気になって集中できなくなる人もいます。そのため、雑音が0の状況で勉強したい人にも向きません。
オンラインで学ぶパターン
メリットはインターネット環境があれば、どこにいても学習できることです。場所を制限されないため、自宅の近くにプログラミングスクールがない人も気軽に学べます。
さらに育児などで外出できない人も、自宅でレッスンを受けられるため在宅学習したい人にも向いています。しかも繰り返し視聴できる授業であれば、好きな時間帯に学べるため自分のライフスタイルに合わせて、時間割を作りたい人にもピッタリです。
一方デメリットは、講師からのレスポンスが遅くなる恐れがあることです。たとえば講師にチャットで質問をしても、いつ返答が返ってくるか分かりません。数分後の場合もあれば、翌日以降の場合もあります。したがって、すぐに疑問を解決したい人には向きません。
さらに1人で学ぶことが多いため、生徒との交流は少ないです。孤独感を感じて悪循環に陥ると、勉強のモチベーションが下がるかもしれません。
授業の内容
授業の内容もスクールによって違います。
ここでも2つに分けて見てみましょう。
座学中心
プログラミングの知識を詰め込みたい人は、座学中心の授業を受けましょう。プログラミングの基礎~応用知識まで、幅広く教えるスクールもあります。
知識がなければ、実践することはできません。とくにプログラミング未経験者の人は、座学を学んだ方が良いでしょう。
座学+実践
こちらは座学を学びながら実践を積んでいくパターンの授業です。実践する内容は、スクールによって異なります。
たとえば「自身でオリジナルのシステムを作って卒業研究として発表する」「プログラミング業務を行っている会社で業務をこなしながら学ぶ」イメージです。円滑にプログラミングの仕事を行うには、実践を積むことも大事なので覚えておきましょう。
予算
授業料が100万円前後かかる場合もあれば、数十万円で済む場合もあります。ご自身のお財布事情を考えてスクールを選びましょう。
しかし授業料が安いスクールを選べばいいかというと、そういう訳ではありません。授業料が安い分、サービスや授業内容が充実していない場合があります。
予算を見つつも、自身が理想とする授業を学べるか考えることが大事です。
講師の質
講師の質を見極めるのも重要です。プログラミングのスキルを相当持っているからといって、質が良い講師とは限りません。なぜなら、プレイヤーとしては一流であっても、講師としては一流ではない場合もあります。そのため、教え方が上手い講師と出会うことが大事です。
さらに仕事で役立つスキルを、提供してくれる講師か見極めることも重要です。授業によっては、知識量は増えたものの「業務で使えるスキルがほとんどない」こともあります。この状況では、スクール卒業後に仕事を探しても案件を獲得するのは難しいです。
よって、実際に仕事で役立つ授業内容か確認することも忘れてはなりません。
アフターサービス
アフターサービスの内容も、スクールによって様々です。代表的なのが「返金サービス」です。
授業の内容に満足できなかったり転職先が見つからなかったりなど、スクールが設定した条件を満たすと入学費や授業料が返金されます。「無駄金を使ったらどうしよう」と悩む人は、返金サービスが導入されているスクールに申し込むといいかもしれません。
その他に仕事の紹介を斡旋してくれたり、時間外の授業をしてくれたりするサービスもあります。ただしサービスの内容はスクールごとで異なりますので、確認することをお忘れなく。
おすすめのプログラミングスクール10選
ここでは、おすすめのプログラミングスクールを10カ所紹介します。
CodeCamp
オンライン学習をメインにしているスクールです。会員にアンケートをとったところ、96.6%の人がレッスンに対して「満足した」と答えました。
コースはプログラミングを学べる「Webマスターコース」、Webデザインスキルを学べる「デザインマスターコース」、ITに関する知識を学べる「テクノロジーリテラシー速習コース」などがあります。その他にレッスンを何度も受けられる「プレミアムプラスコース」もあるため、何度もレッスンを受けたい人にもピッタリです。
ちなみに過去の受講者は3万人を超えており、200人以上の講師が在籍しています(2018年11月現在)。登録後に知り合いをCodeCampに紹介すると、割引になる特典もあります。そのため、知り合いと一緒に学びたい人にもおすすめです。
入学金:3万円(税抜) 授業料:14.8万円~(税抜) 開校時間:7時~23時40分 公式HP:https://codecamp.jp/courses |
DMM WEBCAMP
オンラインおよび自習室で学習できます。教室の場所は「渋谷、新宿、難波」にあるため、東京・大阪の中心部近くに住んでいる人は、通いやすいです。
コースは3種類あります。実際に業務上で活用できるスキルを磨く「COMMIT」。転職を目指す「PRO」。最短1カ月間でITのスキルを身に付ける「SKILLS」です。自身の目標設定に応じて、選ぶコースは変わります。
コースによっては講師に好きなだけ質問したり、ライフコーチがあなたの生活スタイルに合わせて学習計画を立てたりしてくれるサービスもあります。1人で勉強するのが苦手な人も、安心して勉強に取り組めるでしょう。
入学金:20万円(税抜) 授業料:月々1.55万円~(税抜) 開校時間:平日19~22時、土日11~22時 公式HP:https://web-camp.io/ |
TECH BOOST
オンラインまたは教室でレッスンを受けられます。特徴は、質問の対応方法が3種類あることです。チャットだけではなく、オンライン通話や対面での質問もできます。自身に合った方法で質問できるのが嬉しいです。
その他に週1回メンターと話せるサービスもあります(1回につき1時間)。プログラミングに関する質問だけではなく、目標設定や学習の仕方についても聞けます。
また、生徒同士のつながりを大事にしているのも特徴です。卒業生が集まるイベントを開いていますので、卒業後も色々な人と交流したい人にもピッタリです。さらに「MidWorks」が提供している独立支援サービスも利用できます。将来のキャリア形成に関して相談したい人は、使ってみるといいでしょう。
入学金:学生14.78万円~、社会人18.48万円~(いずれも税抜) 授業料:月額2.98万円~(税抜) 開校時間:平日11~22時(土日~19時) 公式HP:https://tech-boost.jp/ |
GEEK JOB
オンラインおよび学校で受講できます。特徴は、未経験者でも最短1カ月でWebアプリを作れるようなレッスンを行っていることです。短期間で、実践的スキルを身に付けたい人に向いています。
ちなみに10~18時の間は質問に対して講師が答えてくれるため、日中の時間を使って勉強したい人にとっては便利です。したがって質問に対する回答をすぐに返してほしい人に、GEEKJOBでの学習は合っています。
コースは、オンライン上でプログラミング学習できる「プログラミング教養コース」、転職希望者向けの「プレミアム転職コース」、「スピード転職コース」の3つです。無料体験会や説明会も実施していますので、授業内容を知りたい人は参加するといいでしょう。
入学金:なし 授業料:19.8万円~(税抜) 開校時間:10~21時 公式HP:https://learn.geekjob.jp/ |
DIVE INTO CODE
オンラインおよび学校で受講できます。コースは「Webエンジニアコース」、「機械学習エンジニアコース」、「python道場」、「python3エンジニア認定基礎試験の公認対策講座」の4種類です。
問題解決能力を高めるための学習プログラムになっており、考えて行動することを大事にしています。自身で考える力を身に付けたい人におすすめです。しかもメンターがついているため、相談もできます。
さらに卒業後のアフターフォローが充実しているのも特徴です。たとえば卒業後に参加できるコミュニティでは、ビジネスパートナーを見つけたり交流したりする場になっています。さらに卒業生には、オンライン上のテキストを卒業後も閲覧できる権利を与えられるため、レッスン終了後も復習したい人にピッタリです。
入学金:20万円(税込) 授業料:87.78万円(税込) 開校時間:19~22時(土日祝は10時~) 公式HP:https://diveintocode.jp/ |
侍エンジニア塾
オンラインおよび学校で受講できます。特徴はマンツーマン指導してくれることです。過去に、述べ2万人以上が指導を受けており、レッスンを受けた人にアンケートをとったところ、講師満足度は95%にのぼっています(2019年6月25日~同年11月30日の実績)。
コースは「デビューコース」「エキスパートコース」「AIコース」「転職コース」の4つです。極力安く学びたい人は「デビューコース」、プログラミングのプロを目指している人は「エキスパートコース」がおすすめ。
ちなみにカリキュラムは、教材を基にした学習とオリジナルの学習の割合を半々にしています。同業他社の授業と比べると、オリジナルの授業の割合が多いです。よって、他のスクールにはない授業を受けたい人にもいいでしょう。
入学金:2.98万円(税抜) 授業料:学生2,618円~、一般2,908円~(分割した場合の月額料金。いずれも税抜) 開校時間:要問合せ 公式HP:https://www.sejuku.net/ |
CodeShip
オンライン授業or学校での授業のいずれかから選べます。校舎は池袋駅から徒歩5分、東池袋駅から徒歩7分の場所です。
プログラミングやツール、フレームワークに関することを学べます。基礎から応用まで学べますので、幅広い範囲のレッスンを受けたい人にピッタリです。
ちなみに受講期間は4~6カ月、講師1人あたりの指導人数は1~5人です。授業の流れは基礎知識と応用知識を学習した後に、現在あるサービスを参考にして似たサービスを開発します。その後、卒業制作としてオリジナルのものを制作する流れです。
このカリキュラムによって、仕事で役立つ内容を幅広く身に付けていきます。
入学金:なし 授業料:月々1.34万円~(36回に分けて払った場合) 開校時間:要問合せ 公式HP:https://code-ship.wemotion.co.jp/ |
playground
オンラインでのレッスンを提供しています。iPhoneのアプリを作りたい人向けの「Swift」コースと、Webサイトならびにランディングページを作りたい人向けの「HTML/CSS」コースの2種類です。
特徴は授業内容です。プログラムを速く作ることに特化しています。実践的スキルを身に付けるためのレッスンになっているため、プログラミングのスキルをある程度付けている人向けのスクールです。
しかも月々の料金も550円ですので、他のスクールと比べてランニングコストを抑えられます。予算を抑えながら受講したい人にピッタリです。さらに7日間の返金保証があるため、条件に合致していれば申し込み後の返金対応もしてくれます。
入学金:4.98万円(税抜) 授業料:月額550円 開校時間:要問合せ 公式HP:https://playground.style/official/learning/ |
.Pro
学校での授業がメインです。校舎は渋谷駅マークシティアベニュー口より徒歩3分の場所にあります。
コースはPythonなどを学べる「AI×Djangoコース」と、Webサービス作成スキルなどを身に付ける「WebExpartコース」です。カリキュラムはオーダーメイドですので、学ぶ内容は各生徒によって違います。細かくカリキュラムを組んで欲しい人におすすめです。ちなみに講義は対面型ですので、その場で質問できます。
その他に自分が作った作品を発表する場も設けられているため、プレゼンテーションスキルを身に付けたい人にも役立つはずです。さらにレッスンの全工程が終わった後に、レッスンを延長できる制度もあります(月額制)。自身が納得するまで受講したい人は、活用するといいでしょう。
入学金:なし 授業料:39.98万円~(税抜) 開校時間:要問合せ 公式HP:https://dotpro.net/ |
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TechAcademy
オンラインでの受講を行っています。オンラインプログラミングスクールの中で、受講者が最も多いスクールです(2020年8月8日~8月17日の調査が対象)。
コースはプログラミング関連のコースが17種類、デザイン関連のコースが4種類、マネジメント関連のコースが2種類あります。ちなみに2コース以上受講すると、授業料が割引になるサービスもあります(特定のコースに限る)。
2コースをセットで受講すると最大6万円、3セットだと最大11.8万円お得です。2つ以上のコースを割引料金で受講したい人は検討するといいでしょう。
その他に15コースのレッスンを無制限で受けられる「ウケ放題」プランもあります(期間限定)。様々な内容のスキルを身に付けたい人は、TechAcademyで受講してみてはいかがでしょう。
入学金:なし 授業料:学生12.9万円~、一般14.9万円~(いずれも税抜) 開校時間:15~23時(チャットサポートの時間) 公式HP:https://techacademy.jp/ |
TechAcademyはテックビズの提携サービスです。テックビズ会員様限定で、各有料コースをお申込みいただくと最大5000円分のAmazonギフト券をプレゼントいたします。お申込み・詳細はこちらからご覧ください。
まとめ
プログラミングスクールについて紹介しました。
まとめるとこちらです。
①将来のキャリア
②身に付けたいスキル
③学習スタイル
①CodeCamp
②DMM WEBCAMP
③TECH BOOST
④GEEK JOB
⑤DIVE INTO CODE
⑥侍エンジニア塾
⑦CodeShip
⑧playground
⑨.Pro
⑩TechAcademy
プログラミングスクールのコース内容、授業料は各場所によって異なります。費用は決して安くありません。だからこそ、ご自身に合うスクールを見つけることが大事です。
体験会や校舎の見学などを活用して、自分の目で確かめてから決めることをおすすめします。
※本記事の内容などは2020年10月現在の情報です。