フリーランスは今後も増加する?その理由と将来性について

・フリーランスが増加している理由って何?
・フリーランスの将来性が気になる…。
・実際にフリーランスはどんな状況なの?

フリーランスとしての働き方は2010年以降、国内で少しずつ広まってきました。なかにはフリーランスが増加している理由や、将来性が気になる人もいるのではないでしょうか。

そこで今回はフリーランスが増加している理由や、フリーランスの将来性について紹介します。

【はじめに】フリーランス人口を見てみよう

フリーランス実態調査結果」によると、フリーランスの試算人数は462万人(本業214万人、副業248万人)にのぼるとされています(調査期間:2020年2月10日~同年3月6日)。

フリーランスの試算を調査した結果は複数ありますが、おおよそ3~400万人台の試算となっています。

フリーランスが増加している理由

ここからは、フリーランスが増加している理由を見てみましょう。

企業の価値がなくなってきた

昭和から平成にかけての時代は、企業で働き続ければ「毎年給料が上がっていく」、「ボーナスがもらえる」「退職後も年金だけで悠々自適な生活を送れる」というイメージを持つ人も少なくありませんでした。

しかし現在は「終身雇用の崩壊」や「年金受給の不安」など、会社員としてのネガティブな情報が流れています。これによって「企業で働かない人」が現れ始め、フリーランスの増加へとつながりました。

個人で稼げる場所が増えた

クラウドソーシングやYoutubeなど色々なプラットフォームが誕生し、個人でも稼げるチャンスが広がりました。現在は自宅にいながら年収1000万円を超える人もいます。色々な手段を使って収入を作れるようになったのも、フリーランスが増加した理由と言えるでしょう。

会社の給料だけで生活できない

家のローンや子供の教育費、親の介護費用など出費がかさんでしまい、経済的に困窮した結果、フリーランスに転身する人もいます。なかには副業から始め、数年後にフリーランスとして転身する人も存在します。
とくに2020年は新型コロナの影響による業績悪化で、給与やボーナスが大幅に下がった人も増えました。このように、お金の不安を抱える人がいるのもフリーランスが増えている理由と言えます。

フリーランスの状況

日本経済再生総合事務局が2020年5月に発表した資料(フリーランス実態調査結果)のデータを元に紹介します。
年代別に分けた時の割合がこちらです。

  • 29歳まで→11%
  • 30代→17%
  • 40代→22%
  • 50代→20%
  • 60歳以上→30%

フリーランスの年齢層については、40歳以上の人達が7割以上占めていることが分かります。若い人が多いイメージですが、データでみると現状は、長い経験を積んできたベテランフリーランスが多いようです。

次にフリーランス(本業かつ主たる生計者)の年収を見てみましょう。年収を100万円単位で区切ると、

  • 最も多い収入層:200万円台で19%
  • 2番目:100万円台で18%
  • 3番目:100万円未満と300万円台で16%

その一方で2割以上のフリーランスは年収500万円超と答えており、なかには年収1000万円超の人もいます。個人によって大きな差があることが分かります。

フリーランスの将来性

最後にフリーランスの将来性を見てみましょう。
将来性については、ポジティブな面とネガティブな面が考えられるので、それぞれ紹介します。

ポジティブな面

ポジティブな面を2つ紹介します。

認知度が高くなる

近ごろはフリーランスについてメディアで取り上げられる機会が増えているため、今後も認知度が高くなり、福利厚生面も充実してくる可能性があります。自治体によってはフリーランスが快適に仕事ができるよう、無料のコワーキングスペースを設置しています。
働き方はますます多様化していき、自分の好きな仕事内容や環境を選択するひとが増えるでしょう。

仕事を獲得しやすくなる

「法人よりもフリーランスに頼んだ方が安く依頼できそう」、「個人とビジネスパートナーを組みたい」、「面白そうだからフリーランスに仕事を頼んでみよう」という企業が増えれば、フリーランスが仕事を獲得できる機会も増えます。

初めは低単価の仕事かも知れませんが、仕事を請け負って経験やスキルを磨けば、紹介で案件をもらえる機会が増えていき営業活動の時間を減らせるかも知れません。

ネガティブな面

一方でネガティブな面もあるので、2つ紹介します。

老後の生活が苦しくなるかもしれない

老後の生活が苦しくなるかもしれない理由は2つあります。
1つは収入が継続的に入り続ける保証がないことです。フリーランスの場合、毎月給料が振り込まれるわけではありません。仕事がなくなれば収入は0です。したがって老後資金を貯めていない状況で、かつ収入が0の状態で老後生活に突入した場合、生活は苦しくなります。

もう1つの理由が年金制度です。
フリーランスとして独立すると「国民年金」に加入します。国民年金加入者は仮に満額納付しても、受給額は月額6万5,141円のみです(令和2年度実績分)。満額納付していない人は、さらに受給額は低くなります。

つまり国民年金以外の収入を作っていない人の老後生活は厳しくなる可能性が高いです。

以上2つの理由により、フリーランスは老後生活が苦しくなる恐れがあると言えます。

フリーランス間で格差が広がる

フリーランス間で格差が広がるかもしれません。収入が高い人は、お金に余裕を持った生活を送れる確率が上がります。一方収入が低い人は、経済的な余裕がなくなり苦しい生活を送る確率が高くなります。

フリーランスとして収入を上げるには、仕事のスキルを磨くことはもちろん、他に間接的なスキルを磨くことも大事です。

代表的なものとして、コミュニケーション能力やヒューマンスキルなどが該当します。仮にコミュニケーション能力やヒューマンスキルを磨くのであれば、普段から色々な人と関わることが効果的です。多くの人と関わることで、バリエーションがたくさん生まれます。それがコミュニケーションの質を上げていくことにつながるはずです。現代ではオンライン上で人と話せるため、いくらでも人と関われます。

その他に座学として、心理学を学ぶのも良いでしょう。人間の心理や行動などを学べば、ヒューマンスキルの向上につながります。心理学で学んだことを実践に活かせば身になるはずです。

このように仕事に直結スキルだけではなく、直結しないスキルを磨くことで高収入への道を切り開けます。

まとめ

フリーランスが増加している理由などを解説しました。
まとめるとこちらです。

✓フリーランスが増加している理由
①企業の価値がなくなってきた
②個人で稼げる場所が増えた
③会社の給料だけで生活できない

国内の雇用制度は少しずつ変わろうとしています。今までは会社で雇われて定年まで働き続けることが主流でした。しかし企業の中には財政状態が悪くなったため、社員に支払う費用(人件費・社会保険料など)を削りたいと考えているケースもあります。

したがって今後は、社員を雇わずにフリーランスへ仕事を依頼する企業が増えても不思議ではありません。

フリーランスの増加は、熾烈な競争が繰り広げられることを意味します。
フリーランスの活動を続けるには、案件を獲得するための行動を考えることが大事です。がむしゃらに案件を探すのとでは結果は大きく変わります。仕事に関する悩みや不安があれば、エージェントに相談してみてはいかがでしょうか?

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