エンジニアの雇用形態とフリーランスの働き方を紹介!

・エンジニアの雇用形態の種類・違いを知りたい
・フリーランスを考えてるけど仕事探しの方法が分からない
・どの雇用形態がおすすめなの?

エンジニアで活動している人の中には、働き方について考える人もいるでしょう。いろいろな働き方があるものの、雇用形態の違いがイマイチ分からない人もいると思います。

そこで今回は、エンジニアの雇用形態の違いを解説しつつ、独立後の仕事探しの方法も併せて紹介します。

エンジニアの雇用形態の種類について

はじめに、エンジニアの雇用形態の種類を見てみましょう。
今回は4種類紹介します。

正社員

正社員は、雇用契約が定められていない社員です。雇用期間は定められていないものの、リストラに遭ったり重大な事故を起こしたりして、解雇になる人もいます。
月給制が基本ですので、働いた日数が変動しても毎月一定額の給料を受け取れます(有給がない状態での欠勤は除く)。出世や昇給制度もあり、管理職のほとんどは正社員です。

おすすめ度★★★☆☆
年収400~700万円程度(年齢と役職に応じて変わる)
スキル1業務を管理するスキル(主に役職者やプロジェクトリーダーなど)
スキル2上司や同僚に気に入られるスキル

派遣

派遣とは派遣会社のスタッフとして、勤務地で仕事をする働き方のことです。
「非正規社員」の一種で、契約パターンは「有期雇用契約」と「無期雇用契約」の2種類あります。有期雇用契約とは、働く期間を定めている契約です。
クライアントとワーカーともに、契約期間後も働いてほしい(働きたい)と思った時は、再度クライアントとワーカーで雇用契約を結びます。

一方、無期雇用契約とは雇用期間が定められていない契約ですので、正社員と似た働き方です。しかし、正社員のように出世や昇給、ボーナスがない分、給料は低いと思った方が良いでしょう(派遣会社によっては無期雇用契約を結んでいるスタッフにボーナスを支給するケースがあります)。

おすすめ度★★☆☆☆
年収400万円程度
スキル1クライアントに解雇されないスキル(主に有期雇用契約派遣)
スキル2クライアント先の働き方に合わせて仕事をするスキル

業務委託

業務委託とは、クライアントから業務を委託されて働くことです。「請負契約」と「委任(準委任)契約」の2種類あります。
それぞれの違いはこちらです。

  • 請負契約

→成果物を完成させたことに対して報酬が支払われる(業務に割いた時間が長くても完成していなければ報酬を受け取れない)

  • 委任(準委任)契約

→プロセスに対して報酬が支払われる(成果物が完成していなくても報酬が受け取れる)

業務委託の業務は、自宅などでできる作業が多いため、人間関係で悩むことは少ないです。しかし労働基準法の対象外ですので、報酬が発生しないのに長時間労働をして、病に倒れる人もいます。そのため、働く時間と仕事量のバランスが重要です。

おすすめ度★★★☆☆
年収0~1,000万円程度
スキル1クライアントから依頼をしてもらうスキル
スキル2同じクライアントから、長期間、仕事を請け負うスキル

フリーランス

フリーランスとは、会社に属さず仕事を請け負う働き方です。個人事業主でかつ、従業員を雇っている企業を設立していない人を指します。
国内でもフリーランスに転身する人が増えており、内閣府の調査(参考:日本のフリーランスについて)では、国内に推計306~341万人のフリーランスがいるとの調査結果が出ました(副業含む)。
会社員の中には、副業の収入が本業の収入を超えたため、フリーランスに転身する人もいます。

おすすめ度★★★☆☆
年収0~1,000万円程度
スキル1仕事量に合わせて、スケジュールを調整するスキル
スキル2不当な契約内容を結ばれていないか、見極めるスキル

フリーランスエンジニアの実態

ここからは、フリーランスエンジニアに絞って実態を見てみましょう。

年収

年収は幅が広いです。仕事を獲得できなかったり、安い仕事を請け負ったりする機会が多いと、年収が100万円を切ることもあります。

しかし、一方で年収が1000万円を超えているフリーランスエンジニアがいるのも事実です。高収入のフリーランスエンジニアに見られる特徴は、この3つです。

高単価の案件を獲得している

1案件50万円、100万円など、高収入の案件を獲得している人です。仮に1案件50万円の業務であれば、1年間で20の案件を獲得すると、年収1,000万円に到達します。

フリーランスのなかには「高単価の仕事を請け負うのは申し訳ない」と委縮気味になる人もいますが、高年収を生み出すためには、高単価を狙った方が良いです。ただし、それなりの知識が必要になるため、日頃の鍛錬が大事になるでしょう。

高レベルのスキルを身に付けている

ここでいう高レベルのスキルとは、2つの意味があります。

1つ目は、取得することが難しいスキルのことです。合格率が低い資格だったり、たくさんの知識が必要となるスキルを指します。

2つ目は、ほとんどのエンジニアが持っていないスキルです。必然的に競争相手が少なくなるため、仕事を獲得できる確率は上がります。
案件の中には、フリーランスエンジニアとしての経験は少ないものの、あるスキルを持っていたから、仕事の獲得につながった例もあります。よって、高レベルのスキルを取得することが大事なのです。

時給単価が高い

1時間当たりの単価が高いのも重要。同じ報酬の案件でも、作業時間が短い方が報酬を効率良く獲得できます。
時給単価が高い案件に取り組めば、別の案件に取り組んだり、スキルアップのために勉強したりする時間がとれます。そのため、時間を有意義に使えるでしょう。

自身の作業時間を把握したうえで、時給単価が高いか安いか判断するきっかけにしてみてください。

案件

フリーランスエンジニアの案件は、主にプロジェクト型とタスク型の2種類あります。
プロジェクト型とは、1つのプロジェクトに関して丸々関わるイメージです。たいして、タスク型とはプロジェクトの一部分の業務を振られる案件を指します。

つまり、こういうことです。

プロジェクト型→プロジェクトチームのメンバーとして業務に携わる

タスク型→プロジェクトチームから一部の業務を割り振られる

携わり方が異なるため、業務上の立ち位置も変わります。なお業務期間は、一般的にタスク型よりプロジェクト型の方が長いです。
そのため、長期的に案件に携わりたい人は、プロジェクト型の案件を中心に探すと良いでしょう。

業務内容

ひと口に業務内容といっても、いろいろな種類が存在します。
ここでは、代表的な業務を7種類見てみましょう。

システムエンジニア

コンピュータのシステム開発に携わる業務です。
クライアントと打ち合わせした内容をプログラマーへ伝えて、システムを組み込んでもらいます。その後、システムのテストを行ったり、システムの使い方が載っているマニュアルを作成したりします。
最終的には、制作したシステムをクライアントに渡すところまでがゴールです。

ネットワークエンジニア

コンピュータのネットワーク関連に携わる業務です。
設計や構築、保守・運用などを行うため、ネットワークの専門知識が不可欠です。サーバやファイアーウォール、ルーティングなど、多数のジャンルを覚えなければなりません。
「ネットワークスペシャリスト試験」の合格証書を持っておけば、クライアントから知識に長けていると見られて、案件の獲得率アップにつながる可能性があります。

Webエンジニア

Webシステムの開発や設計、運用などに携わる業務です。
開発であれば「クリックをしたら別のページに飛ぶボタンの作成」、「決済操作をするためのページ作成」など、顧客が操作をする時のシステムを中心に作成します。

セールスエンジニア

エンジニアとして、自社のシステムを営業する業務です。
仮にクライアントがエンジニアでも、同じ(orそれ以上の)知識量を持っていて、かつ対等な視点で話せることが必須となります。そのため、営業スキル&エンジニアの知識が必要です。
コミュニケーション力も試されますので、日常的に人と会話する習慣を付けておくと、良いかもしれません。

プログラマ

システムエンジニアが作った設計書を基に、プログラム(機能)をコンピュータ上で入力する業務ですので、プログラム言語の知識が必要となります。
ただし、設計書のパターン(アプリかWEBか制御か)で、必要なプログラム言語は異なるため、複数の言語知識を身に付けた方が良いでしょう。

データベースエンジニア

システム内のデータベースに関する設計や構築、保守などを行う業務です。
データベースの専門家になりたい人に向いています。「データベーススペシャリスト」などの資格もあるため、気になる人は取得を目指して勉強すると良いでしょう。

プロジェクトマネージャ

一言で言えば、エンジニアチームのリーダーです。
各メンバーに業務指示を出したり、予算やチームメンバーの管理などを行います。エンジニアの経験が長かったり、リーダーになった経験があったりする人は、就きやすいです。
エンジニアのスキルとコミュニケーション能力、チームを管理する力が問われるため、業務の中ではいろいろなスキルが求められます。

フリーランスの仕事の探し方

独立したら、仕事を自分で獲得しなければなりません。しかし、案件を探す方法は複数あるため、いろいろなツールを活用すれば見つけやすいです。
ここでは、仕事の探し方の種類を見てみましょう。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、クライアントがワーカーを募るサービスのことです。
ワーカーが「案件への応募~報酬を獲得するまで」のおおまかな流れは、こちらの通り。

1.クラウドソーシングをしているサイトにログインする(登録制の場合は新規登録が必要)
2.気になる求人があれば、サイト上にてクライアントへ問い合わせる
3.クライアントが気に入ってくれれば、案件を請け負える
4.案件が終了後クライアントへ納品
5.報酬を獲得(サイトのシステム手数料を控除した額が振り込まれることが多い)

サイトの中には、業務上のトラブルが発生した時に問い合わせられるカスタマーセンターが設けられています。
ただし、システム手数料が発生するサイトが多いため、受け取れる報酬は減りがちです。サイトの中には、報酬の20%控除されるケースもあります。手元に残る報酬額を減らしたくない人には向いていません。

求人サイト

求人サイトで、案件を探すのも良いでしょう。アルバイトや派遣社員などの求人が多いものの、サイトの中には「業務委託業務」の案件を載せているケースもあります。
さまざまな雇用形態の案件を、探したい人に向いているサービスです。

友人の紹介

友人の紹介で、案件を獲得するのも良いでしょう。同級生や元同僚に独立した話をすると、友人からクライアントを紹介してもらえるかもしれません。

その友人がエンジニアを探していなくても、別の人がエンジニアを探している可能性もあるため、ジャンル問わず繋がった方が良いです。
友人が開く飲み会や同窓会、地域のイベントやボランティア活動などに参加して顔馴染みをたくさん作っておくと、紹介してもらえる確率も上がるかもしれません。

関連記事:フリーランスが人脈を作るメリット & おすすめの方法5つ

システムエンジニアリングサービス(SES)

SESとは、準委任契約のことです。成果物を完成させなくても、時給or日給or月給制で報酬を受け取れます。しかも、クライアントがワーカーに対して指揮をとったり、指示したりすることはありません。

一見すると、派遣契約と似ています。しかし、派遣契約の場合は派遣会社のスタッフとして働くため、クライアントは労働者に指示したり、指揮をとったりできます。さらに、社会保険料も派遣会社が一部払ってくれるため、SESとは異なるのです。

フリーランスエンジニアが理想の案件を探す方法

フリーランスエンジニアが理想の案件を探すには、どのような案件が良いかプロに聞くことが一番です。
独立したてだと、案件が見つからなかったり、案件の探し方が分からなかったりする人もいます。それをカバーするには、求人紹介のプロから案件を紹介してもらうのが有効です。

実際に、テックビズでもフリーランスエンジニア向けの求人を紹介しています。大手企業~中小企業の案件まで幅広く揃えているため、自身の状況に合わせて求人を選べます。
要望を考慮しながら案件を紹介しますので、気軽に活用してみてください。

まとめ

フリーランスのお金事情を中心に紹介しました。
今回のまとめは、こちらになります。

✓エンジニアの雇用形態の種類
①正社員
②派遣
③業務委託
④フリーランス
✓エンジニアの雇用形態の種類
①クラウドソーシング
②求人サイト
③友人の紹介
④システムエンジニアリングサービス(SES)

フリーランスでも、仕事の探し方を工夫すれば見つけやすくなります。ただ、仕事を見つけてもクライアントが求めるスキルを持っていなければ、業務に携われません。
急に案件を紹介されても対応できるように、日頃からエンジニアの勉強に取り組むことをおすすめします。

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